ダーク・ファンタジー小説

Re: 魔法学校は絶対的階級社会 ( No.8 )
日時: 2020/12/09 21:11
名前: リリ (ID: OYJCn7rx)

「今日って私の誕生日だったっけ?」

「自分の誕生日ぐらい覚えておきなよ……」

慧漣のあきれた声が聞こえてくる。
確かに自分の誕生日ぐらい覚えておかなくちゃいけない。
私はメモ帳を出してメモろうとした。
ちょっと待って。
アエリート魔法学校のみんなは記憶魔法を使って記録している。
あの準備魔法を使えば、私も記憶魔法を使えるかも……
えいっ!できた……
頭の中に古風なメモ帳が出てきた。
今日は私の成長の日。
こんなに魔力が成長した。

「ご飯食べよ。」

「そうね。」

みんなが弁当箱のフタを開ける。
恋雪は、炒り卵を口いっぱいにほうばった。