ダーク・ファンタジー小説

Re: 魔法学校は絶対的階級社会 ( No.9 )
日時: 2020/12/09 21:54
名前: リリ (ID: OYJCn7rx)

実技テストがあった日の午後は、大抵休みになる。今日も例外では無かった。
帰り道、恋雪は初級ワープホールを創ってみた。できた。
今日はホントにすごい日。色々なことができるようになった日。
恋雪は思った。もしかしたら自分に魔法の才能があるんじゃないかって。
ろくに練習もせずにS評価をもらった。絶対才能ある。
恋雪は魔法教書を開いた。恋雪は魔法教書の中身をたくさん勉強した。
恋雪は天才だった。普通の人が一年で覚えるところを1日でマスターした。
恋雪はぐんぐん吸収した。
たったの1日で魔法教書の中身の三分の一をマスターした。
恋雪は上機嫌だった。夜遅くまで勉強していた。
彼女はふと思った。
私は何属性なんだろうって。花属性も光属性も使える。水も火もなんとか。
花や光があっているのは分かるけど、今ひとつ。
普通に見たら、どちらもかなり高度なところまでいっているのだが。
恋雪は数時間のうちに感覚が完全にマヒった。
恋雪は、とうとう眠くなった。
ピンク色のベットの中に飛び込むようにして、寝てしまった。
明日のお弁当の中身を考えながら。