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ダーク・ファンタジー小説
- Re: 拝啓、天界ノ人 ( No.2 )
- 日時: 2020/12/17 21:19
- 名前: 靜 幽無 (ID: 2fSLq59j)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
でもよくよく考えて見ると、10分って長いですね。
あの時は本当に面白かったですよ。君の名前は勿論、病気の事だって。最初はとても受け入れやすい物ではありませんでしたが、どんどん実感が沸いたと思えば悲しさも溢れ出して来まして、私の顔は不細工になっていたと思います。君にそんな顔を見せてしまうのが、唯一の悔いでしたね。
きっと、君は笑っていたに違いないと思います。でも今思ってしまえば、あれは良い思い出だったのかも。
そこからはちゃんと…あ、今思い出しました。私達が話していたのは美術館の館内カフェでした。私は高級な林檎ジュースを飲んでいた気がします。君は、抹茶、そう!抹茶ラテを飲んでいました。
座った席は黒いシックな感じ。まるで私とは正反対。
*
君の名前は美しかった。
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