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ダーク・ファンタジー小説
- Re: 拝啓、天界ノ人 ( No.3 )
- 日時: 2020/12/18 17:39
- 名前: 靜 幽無 (ID: 2fSLq59j)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=12920
だって君、苗字に“美”って入っているのですもの。私の庶民的な苗字とは大違いです。そうそう、私君の苗字に成りたかったかも。あ、これは結婚とかではありませんよ。当たり前です。
それからは館内をぐるぐる回りました。特に林檎の絵が特徴的でしたね。だって題名は「囁く林檎」なのに全然囁いてくれない。何なのでしょうかね。やはり、人の心は良く分からない。君もですよ。
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不思議ですよね。君と私、共通点なんか無いのに、寿命は同じ。
違いますよ?別に私は余命なんか今現在わかりゃしませんがそれは君も同じでしょう?もしかしたら五か月前に死んでしまうかもしれませんし、それとも神様が微笑んでくれるかもしれない。やはり、人生とは面白い。
貴方も分かってきましたか?この「おはよう」に付いて。
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美術館を出るのは名残惜しかったですが、夕焼けに私達は身を焦れてしまいましたので、もうじゃあね何て言わずに、さっさと家路に着きました。
勿論、本当に身を焦れたのではありませんよ。これは例えです。国語で習った気がしますけどね。
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「おはよう」
「嗚呼、おはよう」
さて、二回目のお手伝いは水族館へ行きました。
海月が一番良かったですね。うーん、イルカのショーも捨てがたい。でも君は一番熱帯魚が好きそうです。実際にはどうでしょうね。
毎回恒例のカフェに足を運ばせます。
天井には水槽がありまして、それはそれは幻想的な場所でしたね。
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