ダーク・ファンタジー小説

Re: 呪蝶屋(リメイク版) ( No.13 )
日時: 2012/04/05 17:23
名前: 夜湖 ◆ktBRgyojdk (ID: 2FwfSENv)

「この呪蝶屋は恨み相手の魂を蝶に封じ込める店。その時に必要な事を教えるわ」
あれから少し経ち、呪怨が部屋に来てさっそく呪蝶屋についての授業が始まった。
「人は恨みを必ず持っているわ。自覚していなくても、心のどこかには相手を憎む気持ちがある。
その気持ちを常に自覚していて、殺したいほど恨んでいるなら此処『呪蝶屋』に来る事が出来るの」
と言い、何か質問は?と聞かれる。
僕はさっそく気になった事を聞いてみる。
「じゃ、質問。恨んでいるなら此処に来られるって言ったけど、他の県とかにいる人とかはどうやって此処に来るんだ?やっぱり魔法?」
この質問に満足しているのか頷く呪怨。
「正解よ。でも、ルナが言った様に魔法は何でもかんでも出来るものじゃない……。
仕組みは強い恨みを持つ人を見つけて、その人に近い場所にワープ地点を建て、此処へ来させる……と言うのが簡単な言い方かしら」
難しいものの何とか理解した僕はもう1つの疑問聞いてみる。
「じゃあ、此処は何処にあるんだ?」
「京都よ」
…………はい?京都?
「言い方が悪かったわね……。つまり、此処が実際に建っている場所は、日本の京都の○○○の××××の△△……」
「わ、解った!此処は京都に建ってるんだな!」
ペラペラと住所を聞いて余計困惑しそうになったので止めさせる。
「そう言う事。因みに外国にはワープ地点は建てられないわ」
ついで感覚で言う様な事じゃ……と思いながら、話を進めてもらう。

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長いので、2つに分けます。