ダーク・ファンタジー小説

Re: リアルデスゲーム〜死の創作〜毎週火曜投稿(暇な時投稿)) ( No.11 )
日時: 2021/05/17 19:03
名前: 林奈 (ID: X6hSb0nX)

第二章 絆
4.生きる
手を強く引っ張られる。
これは夢だから落ちて目覚めなきゃ。



夢じゃない。
これはリアルだ。
死ぬな。

優、の声だ。


お前はいま残機が無い状態になってる。
そこから落ちれば確実に死だ。



急に恐怖が襲ってくる。

行こう?
楽になるんだ。

突き落とされる。

落ちてく。頭から真っ逆さまに。


空なら耐えて落とされなかった。

心奈ならお兄さんについていかなかった。

優なら途中で行き先に気づいた。 


僕には何ができる?
何がある。


考えろ


僕には絆がある。
絆が僕と3人を繋ぐもの。


二斗は?
僕の過去に二斗はいなかったんだ。


体が軽い。感覚がなくなっていく。

現実に戻るの?

現実への鍵は過去に二斗がいないことに気づく事なのか?

わかるはずもない。
僕の意識は暗闇に落ちていった。


こんにちは。林奈です!
えっと一応、第二章は謎を残して終わります。
もうちょい長くしようかな〜とは思ってたのですが、
めっちゃ早く終わりました。