ダーク・ファンタジー小説
- Re: リアルデスゲーム〜死の創作〜毎週火曜投稿(暇な時投稿)) ( No.15 )
- 日時: 2021/05/26 18:18
- 名前: 林奈 (ID: X6hSb0nX)
第3章
3.誘拐
取り敢えず私が奴と出会ったのは帰りが遅くなったからだ。
あの日学校では成績総合一位であの日もある人に勉強を教えていたために帰りが遅くなったのだ。
それを避けるためには早く違う道で帰れば
家に帰ろうと学校を出て4つ目の角を回った時だった。
シンギュラリティって知ってるか?
な、んで
後ろから知らない人に話しかけられた。
その男こそ私を誘拐した人だった。
はぁ?...はい。
知ってますけど...
なぜ?
私は怪しまれないように言う。
そう言うと奴は説明してみろと言い近寄ってくる。
その人には有無を言わせない迫力があったため命の危険を感じた私は素直に説明した。
シンギュラリティ(技術的特異点)とは、AIなどの技術が、自ら人間より賢い知能を生み出す事が可能になる時点を指す言葉で
レイ・カーツワイル博士は、「2029年にAIが人間並みの知能を備え、2045年に技術的特異点が来る」と提唱しており、この問題は2045年問題とよばれているわ。
私が一通り説明すると男は不気味な笑みを向け、
その通りだ。流石、中学生にして専門家並みの知識を持つ100万年に一度の天才と呼ばれ、容姿端麗、性格も良い。
皆に好かれる二神心奈だ。
容姿端麗、天才
男に嫌いな単語ばかりを並べられて私はイラついていた。
そんな私に関わらずに男は続ける。
お前もアンドロイドのシンギュラリティに貢献しないか?
キッパリと言う。
嫌です!
話のわからん奴だな。
そう言うと思った。
でも男は無言で近寄ってくる。
な、なによ!
声が震える。
あの時と全く同じ。
どうすればよかったの?
男が叫ぶ。
お前がいたらアンドロイドがシンギュラリティに到達できないんだよ!
そう叫ぶと男は私の首にスタンガンを当て
私はショックで倒れた。
続く
こんにちは。林奈です!
昨日投稿できなくてごめんなさい。
外せない用があり書く時間がなかったんです。
皆さんはシンギュラリティって知ってますか?
私は今日調べて初めて理解しました。
いろんなこと調べるもんですね。
結構面白いですよ。
今回もご視聴ありがとうございました。