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第４章　歌
1.偽物
ここは、どこだ。
空、緋那、あなたこっちおいで。
お母さんの声。

お兄ちゃん行こう！
弟・緋那が手を引く。

俺は手を払った。
俺の母　虎戸　納は数年前に病気で他界した。
これは偽物だ。

どーしたの？お兄ちゃん。ママのところ僕と一緒に行こうよ。パパも遅れちゃうよ！

いくぞ！空。

父の楼だ。
俺は車の中に押し入れられた。
中には俺、緋那、納、楼が乗り
車は発進
しなかった。

あちゃこれはパンクだ。

楼が呟いた。
偽物から逃げなきゃと思い、
おれは車から降り、自分の自転車に乗り、坂を下り、商店街に入っていった。
しかし、その先には気を失った少年がいた

危ない！
ブレーキは間に合わず衝突した。

続く

こんにちは。林奈です。
最近忙しくて前回と間が空いてすいません
今回の主役は空になります。
人物紹介を久しぶりにやります。

虎戸納　ﾄﾗﾄﾞﾄｳ
空の母　3年前に癌で他界。
とても優しく、親切な女の人だった
旧姓　安土　納

虎戸楼　ﾄﾗﾄﾞﾛｳ
空の父　売れてる小説家
ミステリー作家　左利き　眼鏡

虎戸緋那　ﾄﾗﾄﾞﾋﾅ
空の弟　よく女と間違われる
頭が良く機械いじりが好き