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第五章　無題

第二話
異様に黒い部屋から出て、そっとドアを閉める。
「はぁ...」
自然とため息が漏れる。扉の前でしゃがみ、顔を手で覆う。

もう嫌だ。人を不幸にするのは。

そう思っても幸せにはできないけれど。
俺は、ここ所属する...いや、所属というか、ここの所有物だ。
二神心奈さん、虎戸空くん、秋、優さん。今回の被害者たち。
この組織が何のためにあるのかを俺は知らない。
ただアルジが優さんの事を嫌いっているのだけは確かだ。あの人が動いてるの見たことないけど、なんとなくわかる。それが分かるのは俺が普通じゃないからかもだが。

とりあえず、動こう。
俺はたちあがりホールへ向かう。
不意に後ろから声を掛けられる。

「よう。」

その人は左手を上げ、こちらへ向かってくる。
俺の恩人であり、同時に敵である存在。

ナイア

彼は不気味な笑みを浮かべる。見たものを恐怖で満たすような。
でも俺にはきかない。。俺は人ではないから。
ナイアはこの組織のリーダーと言えし人。リーダーである、アルジは今もなお、眠っているため、実質、彼がリーダーだ。全ての始まり。
彼の命令で皆、動いている。
そして彼もまた優を消そうとしている。
でも俺は何がなんでも守りたい。彼らを。
この命を懸けても。

あとがき
こんにちは！林奈です。今回は真面目に行きます。(大人びたものは書けませんが...)


2021年も今日で終わり、明日からは2022年が始まります。長いようで、短い一年でした。
5月ぐらいから始まったこの物語も、早いもので第五章に入りました。
それは皆さまが読んでくれたからです。
今年一年ご愛読いただき、心から感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
そして、来年も更新していくつもりです。更新を忘れることもあるとは思いますが、何卒宜しくお願い致します。
来年2022年が皆様にとって幸多き年になりますように。
今後とも林奈、及びリアルデスゲームをよろしくお願いします。

2021/12/31　11：34　林奈より

また明日の投稿はございません。
新年の挨拶は二日以降になってしまいますが、ご了承ください。