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ダーク・ファンタジー小説
- Re: 命が星を焦がす時 ( No.9 )
- 日時: 2021/05/19 21:02
- 名前: 大根味の味噌煮 (ID: T3oqfZAk)
…あれから数時間後。
「はーい、これで本日の筆記授業は終わりにしますよー」
バラル「はあ…疲れたな、次は実技授業か。」
リヴィア「エリヤさん、授業についていける?」
エリヤ「なんとか…」
「皆さん、今から実技授業を始めます、訓練室に来てくださいねー」
筆記授業が終わり、私たちは実技授業に参加することになった。
実技授業は、私たちが幻魂獣相手に戦えるようになるため、訓練室で霊魂や武器の扱い方を習ったりする授業。
みんな武器は持参するみたい。
「エリヤさん、武器は持ってきましたか?」
先生が私に問いかけた。
エリヤ「えーと、これでも大丈夫ですか?」
そう言って私は持ってきた短剣を見せた。
この短剣は「星壊のオーケストラ」という名前らしい。
リリーが小さい頃に使ってた短剣。
使い方は一応リリーに教えてもらってる。
「…ええ、大丈夫です。」
エリヤ「ねえリリー、訓練室まではどれくらいで着くの?」
リリー「あそこを右に曲がって、階段を下って、左に曲がって…」
リリー「…まあ、ついてきて。」
エリヤ「う、うん。」
…数分後。
リリー「ついたよ、エリヤ。」
エリヤ「ここが…訓練室?」
窓越しに大きな部屋が見える。
そこには、訓練を行う生徒達の姿が見えた。
エリヤ「光以外の霊魂…初めてみた。」
リリーが扉を開けた。
リリーは私が入り終わると扉を閉めた。
リリー「えーと、そこにあるのは擬似幻魂。あれに向かって訓練するの。」
エリヤ「具体的には何をするの?」
リリー「例えば短剣で相手の急所を狙ったり、短剣で相手にトリッキーな戦い方をしたり…とか。」
〜次回へ続く。
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