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ダーク・ファンタジー小説
- Re: 華 ( No.7 )
- 日時: 2021/08/19 10:24
- 名前: ダリア (ID: 7TIkZQxU)
【陸】
少年の意味の分からない発言を連続で聞いたころから、白い奴への好奇心は少年が何者なのかという好奇心へと変わりかけていた。
「ねぇ、そういえば君の名前はなんて言うの?
それに、このダリアの用途は何?
キミは一体何者なの?」
私はもうずっと興奮していた。
少年はそれを見通していたかのように言ってきた。
「順番に話すからちょっと待って。
まず、僕の名前は…。
とりあえず【ダリア】とでも言っておこうかな。
君が僕の本名をしる権利はないからね。
あ…。間違えた。おねーさんだった。
まっ、いいや。気にしないで。
えーと。次は、ああ、華の用途ね。
その華には僕のおまじないがかかってる。
君の身を守るおまじない。
僕の友達が見つかる前におねーさんに死なれたら困るしね。」
少年の目は少し、ほんの少しだけ私を見下しているように見えた。
>>09
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