ダーク・ファンタジー小説

Re: 疾風の神威 ( No.12 )
日時: 2022/02/24 23:19
名前: 野良 (ID: JGdWnGzk)

「_隣町へ?」

訊き返すと、団長はうなずいて説明をした。

「そうだ。…隣町では、最近になって虚無の数が増えてきている。そこでお前たちに、虚無の殲滅、及び調査をして欲しい」

「調査…」

「虚無の生態について、もう少し情報が欲しいんだ。…どうだ、引き受けてくれるか?」

彼の言葉に、もちろん私たちは力強くうなずいた。団長がフッと笑う。

「感謝する。では、直ちに現場へ向かってくれ。逃げ遅れた人がいた場合は、保護すると共に、避難場所まで護衛を頼む」

「了解」

__こうして私たちは、隣町へと向かった。