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ダーク・ファンタジー小説
- 血ノ学園祭 二話 登校② ( No.2 )
- 日時: 2021/11/12 18:55
- 名前: もやたろー (ID: NdgXheZW)
――前回のあらすじ――
ついに始まる学園祭!
尊はその学園祭に期待を膨らませ……
第二話 学園祭②
どうぞ!
当日は、朝でさえ清々しい気持ちだった。
早く起きても眠くはなく。
食欲は全くおきなかった。
冬で、寒いはずなのに全くかんじなかった。
そんなに楽しみなのだ。
「いってきま~す」
そして俺は、すぐに用意をし、ドアを開け外に出た。
いつもなら手を振りながら出ていくが、その日は忘れていた。
「学園祭! 学園祭! 」
俺は足を、光の如く動かしながら、気持ちを声に出してしまった。
横断歩道を確認せず……
車を気にせず……
人混みを貫くかのように走った。
「イタッ」
後ろには、俺とぶつかったような人もいたがそんなことにもお構いなしだった。
「早く! 」
急ぎに急ぎすぎた……とは後悔していたが、このときはそんなことも考えられなかった。
何台もの車を追い抜いて、急いでいた。
実は俺は、足の速さが学校一位だ。
そのため車を追い抜くなど朝飯前だった。
と、学園祭のことばっか考えていた俺の前に、同じ校服の人が見えた。
『危ない! ぶつかる』
っとは思ったがもう時すでに遅しで、気づいた頃にはぶつかっていた。
――次回予告――
急ぎに急いだ尊のもとに現れたのは?
そして、登校編も最終章に?
次回 登校③
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