ダーク・ファンタジー小説

R.P.G. 第零話 始まり 後編 ( No.2 )
日時: 2021/11/15 18:54
名前: もやたろー (ID: NdgXheZW)

 あれからいくつ月日が経ったんだろうか。

何故か傷は全く傷まなく、血どころか怪我のあともなかった。

『あれ? 夢? 』

だが、俺は、見たこともない場所に何故かいた。

「何処なんだここ」

街のつくりは変わらないが、人間が住んでいたところとはかけ離れていた。

家は、崩れ、地面も緩やかではなかった。

そこはまるでお化け屋敷のように気味が悪かった。

「く……臭い」

また、この鼻が焼き焦げるような臭い。

おそらく某漫画の主人公なら死んでいるだろう。

また、空の色も、何か紫がかった色をしていた。

「異世界……もしかして」

俺は転生でもしたのかと思い、俺は近くにあった鏡に顔を写した。

顔は一緒。

また体型も、髪型も。

瓜二つだった。

と俺には、一つだけ思いついたことがあった。

走馬灯(クリムゾン・ドリーム)。