ダーク・ファンタジー小説

R.P.G. 第一話 走馬灯 ( No.3 )
日時: 2021/12/12 16:59
名前: もやたろー (ID: NdgXheZW)

 『走馬灯』
それは、人が死ぬ前に見るもの。
 
一説によると、過去の経験から、今の状況から離脱するためのヒントを得
 
るためのもの。

だが、こんな過去は一切なかった。

そのため、この説は切り捨てた。

と、背中に何か違和感を感じた。

まるで、押されているような感覚だった。

「ちょ」

と、コケそうになったため、足を進めていく。

こんな事があっていつの間にか、街のようなところについていた。

家が沢山。

光も灯っていて、さっきの荒野とは比べ物にはならなかった。

人は沢山、とても発展していた。

と考えた頃には、背中の違和感が消えていたのだった。