ダーク・ファンタジー小説

Re: 転生魔王は善行を積む 3 ( No.2 )
日時: 2022/03/21 23:03
名前: かまめしきり (ID: p/lGLuZQ)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

参話 転生魔王の最初の人助け(ってこんな変なのでいいの)

エレナは無数のスライムと戦っていた。10、100匹の多さではない。
かるく1000匹は超えていたであろう。
エレナはパーティーメンバーに捨てられた。
2日前、洞窟の中ではエレナの声が響いていた。それは戦っていた声なのか、それとも...。
エレナはスライムを1000匹も倒せるほどの実力は持ち合わせていなかった。
エレナは本当に運が悪かったと思った。
捨てられ、XXXされ、挙げ句の果てには勝てっこない量のスライムだ。
同人誌なら100点満点だろう。そんなことを思い、笑った。
もう笑うしかなかった。心も体も余すところなくボロボロなのだ。エレナはもう死を覚悟した。心はもう死んでいたかもしれない。
その時だった、目の前のスライムがいなくなっていた。それだけじゃない、全てだ全てのスライムが消えた。だがその場には生命が一つ多くあった。髪のきれいな少女がいた。エレナは運が良かったと思った、と同時に女神に出会ったと思った。そして好きになった一目惚れだ。



”元”魔王が生まれ落ちたのは洞窟だった。てっきり赤ちゃんスタートかと思っていたのでちょっと嬉しかった。
「周りに人は...いないか、流石に」
≪気配感知≫発動
魔王のときに持っていた能力は僅かだが使えるらしい。
「人が居るではないか、善は急げだ」
何を話そうかと思いながらそこに向かった。
スライムがいるが1623匹程度なら倒せるな。
スライムは体の中にコアがあり、それを取ったり壊さないかぎり死なない。
1623匹か嫌な数字だ。
あと100倍多くいたら倒せなかったと思いつつ手際よくコアを取っていった。
「大丈夫か?」
手を差し出すと抱きついてきた。
よほど迷っていたのだろう。頭を撫でて落ち着かせようと思ってい”た”。
何故過去形かというと、
「スーーハーースーーハーーー」
この女がさっきから匂いを異常なほど嗅いでくるのだ。
この女...変態だ(ドン引き)
「離すのだ、触るなーー。」
”元”魔王の力を持って振り回しても離れなかった。
挙げ句の果てには骨が折れているのでおんぶしてほしいと言われた。
「人助けって大変かも」
そう独り言を言って、回復魔法をかけてやった。

あとがき
あとがきを書いたほうが伝わりやすいと思ったので書くことにします。
エレナは17歳くらいの女性です。
元魔王は12歳くらいに見える少女。武器は何一つ持ってない。
服はボロボロの皮服(何の皮はわからん)着てるというよりまとってる。
下の服はちょっと汚れてる白い服(あの花のメンマみたいな服)。
パンツは履いてると思いますよ。(焦り)
別にエレナが元々変態だった訳ではなく、”元”魔王が目覚めさせてしまっただけです。
無意識って怖いね。
私は小説を書き始めたのが最近なので分かりづらいことがあったら、私のプロフィールから感想や誤字脱字を受け付けているところに行けるのでそこに書いて下さい。