ダーク・ファンタジー小説

Re: 転生魔王は善行を積む 1 ( No.6 )
日時: 2022/03/22 15:57
名前: かまめしきり (ID: p/lGLuZQ)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

漆話 転生魔王と聞く『エレナの過去話』(って題名が前と一緒!!)

ドンッ
フルリの壁ドンの音は洞窟内全体を支配する勢いがあった。
「俺、気づいたんだ自分の気持ちに。」
見つめ合って、そして目をそらしゴメンと伝えた。
「なぜだ?」
「私、フルリとはそういう関係になりたくない。フルリはいい人だと思う。だからこそ私じゃ釣り合わないと思うの」
どうしてとポツリ、まだ納得がいかないようだった。
どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして
正直怖かった。どうしてと繰り返し迫ってくる。
だが、その後二人が駆けつけて来てくれて、カラスレさんが助けてくれた。
らしい。




*******




その後ヤリ捨てられてしまいましたが...と言い、彼女はにやけて見せた。

”らしい”ってどういうことだ?疑問が多すぎてわからない。
「カラスレって奴はどうやってお前を助けたんだ?そして何故お前をXXしたのか?そして後の二人はどうなったんだよ。だってさっきいたところが大洞窟だろ。」
もうすっかり暗くなった森の中で焚き火を囲みながら質問をする。
「なぜか思い出せないんです。記憶にモヤがかかっているみたいな感じで、...ッ」
「オイ、大丈夫か。」
「大丈夫だよ。少し頭痛がしただけだか ...ッ」
そうだよな、ヤリ捨てられたこと思い出したくないよな。あまり嫌な事を無理やり思い出させるほど俺は馬鹿じゃないからな。無理やり自分を納得させてる気がするが...
でも俺も今は女だ。気をつけないとだめそうだからな。その気持ちはXXされればわかるだろうか。
だからといって取り返しのつかない事になってからでは遅い。
やっぱり下着とかつけた方が良いのかな?


「そうだ!!飯を食おうぜ。」
そう言ってニコニコ笑う彼女。正直言って可愛すぎる(笑顔が眩しすぎて直視できない)
それと同時に私は気を使わせてしまい、話をそらすみたいな事をさせて悪いと思った。
しかしだ。
「そう言っても食材が...」
周りにはセウイ草と木しか生えていない。そうは言ってもここは魔物がうろつく森だ。少し歩けば食べられる魔物に会えるほど魔物がいるはずだ。(何故かさっきから魔物を見てないけど...)だが食べられそうな魔物なんてどこにも見当たらない。
「食材なら洞窟で手に入れたぞ。よっこいしょ。」
そう言って彼女は何もないはずの所から巨大な何かを取り出した。
「嘘でしょ。」
取り出したのは上位獣のグレートベアだった。
グレートベアとは4足歩行の熊で、討伐難易度C+の魔物である。
C+とはCランクパーティーが束になってかかりやっと倒せるほどの化け物だ。
正直いえばB-と言っても過言ではない魔物だ。
「すごいよ!!グレートベアを一人で倒すなんて。」
「一発だったんだけど、こいつそんなに強いのか?」
「・・・」
あまりの訳のわからなさに言葉を失う。
「そ、そんなことより食おうぜ。」
確かグレートベアは美味しいと聞いたことがある。
皮は討伐の証、兼素材になるから残しといて。
焚き火じゃ火が通らなかったので≪ファイア≫を使う。
「美味い!!」
「本当に美味いな。」
いつの間にか肉がなくなっていた。
ヤバい、美味すぎて食べていた時の記憶が曖昧だ。
焚き火を囲みながら寝転んでいるとこんなことを思った。
そういえば、なんで洞窟内にグレートベアがいたんだろう。
しかもさっきから
最近各地で起きている魔物の大移動に関係してるのだろうか。
そんな事を思いながら魔物を寄せ付けない結界を作り、眠りについた。


あとがき
皆さんお気づきかと思いますが、主人公はかなりの馬鹿です。(ついでにエレナも)
だからなんでこんな事にも気づかないんだこいつらとか言わないであげてほしい。
あとエレナの体重は記憶から消して下さい。
あと予想以上に体重が多いのは筋肉が多いからです。脂肪の重さ<筋肉の重さ

名前:エレナ・フォース
身長:170cm
体重:60kg
職業: 万能師オールマイティー

【記憶喪失】

【称号】:勇者
【総合】:D


Lv20
攻撃力:1200
防御力:1200
俊敏性:1200
【スキル】
真武術Ⅰ 筋肉強化Ⅰ 身体能力向上Ⅰ ガード底上げⅡ 自然回復Ⅱ


【魔法】
ファイヤ ウォーターボール リーフカッター つぶて ライト ダークボール 
全斬撃Ⅱ(火)(水)(木)(土)(光)(闇)


最後に私は小説を書き始めたのが最近なので分かりづらいことがあったら、私のプロフィールから感想や誤字脱字を受け付けているところに行けるのでそこに書いて下さい。
もちろん感想や誤字脱字の報告もそこに書いて下さい。