ダーク・ファンタジー小説

Re: 天からの贈り物 ( No.38 )
日時: 2022/12/18 18:29
名前: れいむ (ID: jHyiIImd)

〜番外編(美香編)〜
「ふぅ......あの頃が懐かしい」
私は写真を眺めながらはぁとため息をついた
私が幼少期の頃の写真だ。
親が過保護で。
人暮らしをしたいって言ったのにライトを連れてきたなぁ.......
ライトが壊れてからライトの事ばっかり考えてたから......
うーん、、私の人生ってあんまりパッとしないよね、、
私の人生って幸せなのかな?、、うん。きっと幸せ
それでも何か違う気がする
「お母様〜!どうしたの?」
ニコニコとした笑顔でこちらを向いて走って来る少女は、
昔の私を見ているようにとても似ていた
本当に幸せなのかなと疑ってしまうほどの自分だったが、
彼女の笑顔を見ると幸せだなととても感じる
嗚呼、この子には私より幸せになってほしいな
私よりも、ずっと、みんなと楽しんで仲良く幸せに。
今年のクリスマスプレゼントは何にしよう。新しい魔法の杖?魔法の本?いや、彼女が笑ってくれるような。幸せなプレゼントを考えよう
私の命が絶えるまで。彼女に幸せになってもらいたい。
自分よりも。