ダーク・ファンタジー小説

Re: 死んでも罪は償うべきか ( No.4 )
日時: 2022/09/13 17:07
名前: らる@羅瑠 (ID: GDWSGe53)

第一話「第一回目の転生①」


くっ‥‥私は今から、死刑になるのね。

「最後に言い残すことはあるか?」

そう、処刑人に言われる。
勿論、言い残すことはあるわ‥!


「‥‥‥私は、この世に生まれてきて‥‥ダメだったんでしょうか?」

そう、言った瞬間‥‥

『死んだ』

私は、首を切り落とされて死んでしまった。


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「アレ‥‥生きて…る?」

死んだと思ったら、なんと‥レンガ街にいた。

「ゆらりと、心入れ替えて。そして生き抜く。」
「わっ!?」

急に、後ろから声がした。

「誰ですか‥?」
「こんばんは。私は占い師の希実枝‥」

占い師の希実枝さん。とっても美人でクールそう‥

「姉さん。何してるんですか?失礼しました。僕は弟の坂本優です。」
「あっ、私は神田ほむらです。」
「ほむらさん。あなたはあの希実枝姉さんの言った事の意味は分かりますか?」

今、わからないことを急に聞いてきた優君。

「わかるはずないわ。というか、私はもっとわからないことがあるの。」
「アナタ‥死んだ?」

とてつもなくド直球に聴いてくる希実枝さん。
でも、本当に私は死んだ‥

「死にました。ですが、今生きてる‥」
「転生者」

その5文字の言葉が口から出る。

「転生者‥‥?」

意味の分からない言葉が、私の耳を通り越す。





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