ダーク・ファンタジー小説

Trick-トリック- ( No.17 )
日時: 2012/09/29 18:49
名前: はるく ◆2bvow6Zq4g (ID: /..WfHud)

そうそう、その例として私が入ったり……w
はい、ミルさん(w)視点になります←

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「それでは占いに入っていきますが……」

母は机の下から薄く輝く水晶玉を取り出すと、静かに机に置いた。

「どんな未来もうけとめること。そして貴方は強くなる……」

母は早急の言葉に続けて言った。
その声は、厳しく、そして優しく、相手の胸に響いた。
青年の顔は、すこし強ばっているように見えた。

「まあ、全てが悪いことばかりではないですし、実際そんな人見たこともありませんから、安心してくださいね。」

まるで心を見透かされたかのように、青年は体を跳ね上がらせた。その顔に早急の強ばりはなく、わずかな希望をもとめて生きる真剣な顔だった。

「それでは、本題に入りますね…」
「あ、宜しく…お願いします………」

母は被っていたローブをさらに深く被ると、真っ白な手を水晶にかざした。