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ダーク・ファンタジー小説
- Re: おねえちゃんとオオカミ子供。【期間限定】 ( No.4 )
- 日時: 2022/12/20 06:52
- 名前: ぷちとまと。 (ID: rdX62NDu)
妹の声
「どうして…狼面人がいるの?どうして…化物がいるの?」
私は、今まで口にしたかった言葉を、遂に言ってしまった。
「う、うゥ〜ん、、、」
「気がついたかな。よかった。僕は諸星星麻。君について、少し聞きたい事がある。10分後、また来るから、よく考えておいで。」
また、だ。心の中の箱庭に行くと、やっぱり倒れてたり寝てたりしている。きっと、あの道路で倒れたのだろう。
私は気がつくと、病院にいた。
あんな質問、しなきゃ良かった……。
心の中の箱庭にある日突然来てしまって、もう1ヶ月。
狼面人と会って、もう1ヶ月なんだ。ズキッと、心が傷んだ。つい切羽詰まっても、あんなことは言っちゃいけない。狼面人の女の子も、絶対傷ついてるだろうな…。そう考えているうちに、諸星先生ならぬイケメン先生が来て、こう質問したんだ。
「君は…〝心の中の箱庭〟に行った事があるかな。」
え。…………!!
「な、なんで、先生、知ってるんですか!?」
しーー、そう指を立てた諸星先生に、私は咄嗟に口を塞いだ。
「僕〝も〟行った事があるんだよ。そして、狼面人と出会ったんだ。」
自然に僕〝も〟と言った先生に、今度は私が質問することにした。
「心の中の箱庭って、何なんでしょうか。」
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