ダーク・ファンタジー小説
- 謎のメッセージ ( No.14 )
- 日時: 2023/03/05 22:43
- 名前: ミートスパゲティ (ID: LQINEF0U)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
その後、龍心が参謀総長、宗樹が特攻隊に選ばれただけでそれ以上大きな変化はなかった。
「まぁはじめはこのくらいでいいでしょ!」
言い方からしてこれから増やしていくつもりなのだろう。
言い出した荒は結局なんの役にも入らなかった。
「ふざけんな!なんで俺にはねぇんだよ!」
そんな中で宗四郎が一人不満げに言った。
「まぁまぁ」と陽汰がなだめるが宗四郎の怒りは収まりそうにない。
「じゃ、今日はここで解散だ!」
龍心はそう声をあげた。
あれから一週間経ったが、結局何も起こらなかった。
結成した意味があったのかはまだ謎だが、それはあえて口に出さない。
ーーピロリロリン♪ーー
スマホの着信音だ。
どうせまた何気のないメールだろう。そう思い起動する。
「は?」
§件のメッセージ
そこにはそれだけが表示されていた。
なにかのバグだろう。そう思い電源を落とす。
再起動したが、やはりそのメッセージは消えない。
あまりにも気味が悪くなったのだ横にスワイプしてメッセージを開かないまま削除しようとする。
€件のメッセージ
£件のメッセージ
¢件のメッセージ
「!?」
何故か削除したはずのメッセージが増えている。
これには流石に動揺を隠せない。
「おーい。いるかー?」
入り口の方から龍心の声が聞こえる。
ーーガチャーー
急いで入り口を開けに行く。
「そんなに急いでどうしたんだよ?」
「これを見てくれ!」
そう龍心に先程の画面を見せる。
「これ何語だよ。」
龍心は全く相手にしていない様子を見せる。
「消してみればいいじゃねぇか。」
龍心はそう言い俺のスマホを取る。
¿件のメッセージ
†件のメッセージ
﹀件のメッセージ
Ω件のメッセージ
やはり増えてしまった。
「なんだよこれ!?」
流石に龍心も驚いている。
今更かと思ったが黙っておくことにする。
「だから言ってるだろ…。」
変押してしまったらウイルスに感染してしまうかもしれない。
「あいつに聞いてみるか…。」
突然龍心がそう言い出した。
「あいつ…?」