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ダーク・ファンタジー小説
- 助っ人 ( No.15 )
- 日時: 2023/03/11 22:23
- 名前: ミートスパゲティ (ID: LQINEF0U)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
「こんな暑い日に…なによ?」
そう言いシャツの胸元をパタパタとして入ってきたのはクラスメイトの羽宮一華だった。
「これをちょっと調べてほしいんだが…」
そう言い龍心が勝手に俺のスマホを持っていく。
「ちょっと貸してね。」
そう一華は言いカバンからノートパソコンを取り出す。
何やらケーブルのようなものでパソコンとスマホをつなぎキーボードを打って操作し始める。
一華は親が情報系の仕事を務めているため電化製品の扱いは得意らしい。
「ん〜…」
少し操作してから難しそうな声を出し手を止める。
「何かわかったか?」
「全然。発信者すらわからなかった…。」
一華はそう言い首を横に振った。
「そうか…。」
結局、まだ何もわかっていない。
「開いてみるか?」
龍心がそう聞いてくる。
何もしないよりマシだろう。
俺は覚悟を決めてメッセージを開く。
あなた達を潰しますあなた達を潰しますあなた達を潰しますあなた達を潰しますあなた達を潰しますあなた達を潰しますあなた達を潰します
「ッ…!?」
気分が悪くなるような文章だ。
思わずめまいがする。
「誰だよ。こんな迷惑メール送ってくるやつは。」
龍心が頭を抑えている。
「そういえば堀川軍のときも誰から送られてきてたんだ?」
龍心がそう言う。
確かに、あのときは気にしなかったがあのときも発信者の名前がなかった。
「誰なんだ…?」
そう考えてもわからない。
「役に立てなくてごめんね。」
一華がそう謝る。
「一華のせいじゃねぇよ。」
そう龍心が言った。
ーーピロリロリン♪ーー
「「「!!」」」
メールの着信音だ。
δ件のメッセージ
と出てている。
覚悟を決めてメッセージを開く。
私達は明日の22:00にあなた達を学校で待ちます。
そのようなメッセージだった。
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