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ダーク・ファンタジー小説
- 決戦へ ( No.20 )
- 日時: 2023/03/18 12:38
- 名前: ミートスパゲティ (ID: PEx0ZAEq)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
「ってことがあったんだが…。」
先程のメッセージの話を皆に話す。
「やっと喧嘩か!」
そう一人張り切っているのは宗四郎である。
誰も喧嘩とは言っていないのに宗四郎に話すと毎回こうなる。
「でも、明日休みじゃね?」
淳平がそう言う。
その通り、明日は土曜日で学校は休みの日なのだ。
「別に学校行かなくてもなぁ…。」
そう面倒くさそうに言ったのは荒である。
確かに行かなければよいだけなのだが、もし華恋のときのようになってしまうと面倒くさい。
「というより、なんでそいつは拓海の連絡先を知ってるんですかぃ?」
宗樹が髪の毛をかきむしりながらそう言った。
宗樹が言う通り、どうやって連絡先を特定したのかだ。
そういえば堀川軍のときも非通知設定で送られてきていた。
「まぁ行けばわかるだろ!」
宗四郎はそう言いウズウズしている。
「せっかくチーム組んだんだし、いいんじゃねぇの?」
蓮までそう言い出す。
「わかった。そうしよう。」
流石に皆にここまで言われて嫌だとは言えない。
「それじゃあ今日は解散だな。」
そう龍心が言うといつも通り皆帰っていく。
全員家から出ていくとシーンとしていた。
もし、明日メールを送ってきた本人に会えば間違えなく喧嘩になるだろう。
不思議と恐怖心はなかった。
だが、喧嘩になることを臨んでいるわけではない。
(あー…考えるだけ無駄だ!)
そう思うことにして俺は布団にくるまった。
「全員集まったか。」
龍心がそう皆に声をかける。
「早く行こーぜ!」
宗四郎はそうウズウズしている。
「もう22時なるぞ。」
「俺が全員ぶっ飛ばしてやるよ。」
皆が口々に言う。
「そろそろ行くか。」
そう言い、俺は覚悟を決めた。
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