PR
ダーク・ファンタジー小説
- 総長発見 ( No.59 )
- 日時: 2023/07/10 22:43
- 名前: ミートスパゲティ (ID: LQINEF0U)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
「ハァッハァッ…」
かなり走ったと思うのだがまだ本部にはつかない。
「こんなんで息切れしててどうする。」
そうレオが言ってくるが俺は至って普通である。
むしろ10分全力疾走し続けて息切れすらしてないやつのほうがヤバイと思うのだが…
「ん?」
そう蓮が呟く。
「どうしたんだ?」
龍心が後ろを振り返りそう尋ねた。
「いや…誰かに見られてた気がして…」
確かに、どことなく視線を感じる気がする。
「バレてたか…」
綾也はそう軽く舌打ちをする。
俺達が気づいたことを悟ったのかぞろぞろとそこらから八苦座の奴ら出てくる。
「おいおい…」
そう遥輝がそう苦笑する。
「まるでゴキブリですねぇ…」
宗樹がそう言った。
その数は俺達が予想していた数を遥かに上回っていた。
「あそこでだいぶ兵力使ってたと思ってたんだけどな…」
龍心がそう呟く。
「行け!奴らを殺せ!」
そう総長らしき奴が指示をする。
「北王子…」
レオがそう呟く。
それが奴の名らしい。
「まぁいい!こいつら無視してあいつをぶっ殺す!」
そう宗四郎が単騎で突っ込む。
「ちょ!待て!」
淳平がそう止めるがそんなものは聞かず殴りかかってくる奴らを次々払い除けて北王子に近づいて行く。
「将を射んと欲すれば先ず馬を射よ。雑魚どもをまず殺るぞ。」
そう龍心が言い構える。
「将を射んと欲すれば将を射たらいいのにねぇ…」
そう宗樹が馬鹿なことを言っているがそれは無視しておく。
「とにかく、こいつらをぶっ殺すぞ!」
そうレオの掛け声に皆がかかる。
俺達も遅れを取るわけにはいかない。
急いで戦うことにした。
PR