ダーク・ファンタジー小説

Re: 彼女が憎くてたまらない ( No.5 )
日時: 2023/07/01 05:58
名前: 愛衣乃紗希 (ID: b.1Ikr33)

次の日
「…朝」
私はいつも早く起きてしまう
お兄ちゃんは『いいことだニコ』って言ってくれたけど
寝不足気味で眠たくなる
「着替えなきゃあー眠」
なんて言いつつ
着替えて部屋を出る
「誰も起きてない」
静かな家そう思いリビングへ向かう
するとめずらしくお父さんがいた
「おはよう」
「…おはよう」
私はそっけなく言う
「華菜」
「なに…」
「お父さん、玲華ばっか甘やかして華菜にはキツくしてごめん」
「!?」
いつも私ばかり怒るお父さんがそんなことを言うなんて!?
そう思ってびっくりした
「本当はな、華菜も甘やかしたいんだ…」
「…?」
「華菜本当はな…」
「…」
「お前はこの家と血はつながっていない…」
「…えっ?嘘だよね?」
「…本当だ…」
「じゃ優しいお兄ちゃんは!」
「繋がってる…」
「じゃあの優しさは!?ほんものじゃないの!?ハァハァ」
私は怖かったそんなことないそう思い続ける
「分からない…」
「華菜…」
お兄ちゃんがくる
「お兄ちゃん…」
「優斗…」
「お兄ちゃん…」
「どうした華菜?」
「お兄ちゃんは私のことどう思ってるの?」
「!?」
そう私言う