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ダーク・ファンタジー小説
- Re: 3人の不良人生 ( No.3 )
- 日時: 2023/08/04 22:38
- 名前: ミートスパゲティ (ID: LQINEF0U)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
居場所
医師「おそらく、記憶喪失ですね。」
桜籠「そうですか…。」
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翡翠「どうだった?」
桜籠「やっぱり記憶喪失だ。」
翡翠「ふーん…」
桜籠「興味なしかよ…ってかゲームやめろ。」
翡翠「うわあぁ!もうちょいで勝てたのにいぃ!」
空黒「あのぉ…僕はこれからどうしたら…。」
翡翠「どうしたらって…。親の顔は思い出せる?」
空黒「すいません…何も思い出せなくて…。」
桜籠「親元もないとなるとな…。やっぱり警察が一番じゃねぇか?」
空黒「それじゃあ僕は警察に…」
翡翠「ちょっと待ちぃ!」
桜籠「何だよ翡翠…」
翡翠「おいおい桜籠殿ぉ。警察なんか頼りになりませんよ?」
桜籠「急に何言い出してんだよ?」
翡翠「学校で習ったでしょ?拾ったペットは最後まで育てなさいって。」
桜籠「人をペットみたいに言うな。」
翡翠「俺達がかくまってあげましょうよ。それでちょいと副総長を手伝ってもらったりぃ?」
桜籠「後者が本命だろ。」
空黒「すいません…警察署って…」
翡翠「空黒くん!」
空黒「は、はい!」
翡翠「俺達の仲間にならない?」
空黒「仲間…でしょうか?」
翡翠「そう!悪い奴らを倒す仕事しててさ〜。」
桜籠「大嘘だな。」
翡翠「桜籠殿!」
桜籠「へいへい。黙ってればいいんでしょ。」
空黒「それはいいんですけど…。僕はどこに住めば?」
翡翠「そのことなら問題なし!桜籠殿が格安料金で家に泊めてくれます!」
桜籠「はぁ!?おい翡翠!勝手な事言う…」
翡翠「拾ったのは桜籠殿でしょ?」
桜籠「お、お前も手伝ったろ!」
空黒「桜籠さん!ありがとうございます!」
桜籠「クッソ…めんどくせぇことに…。」
翡翠「本当は嬉しいくせに。」
桜籠「嬉しくねぇよ!」
空黒「何か…にぎやかな人たちだな…。」
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