実験体1129僕は彼方。僕は研究員が大嫌いだ。親も嫌いだ。謎の奇病を持っているからと言ってこの施設に、この檻に僕を入れた。親は、僕らを売ったんだ。奏斗兄さんは、何もしてない。悪くない。売るのは、捨てるのは、僕だけでよかった。僕達はこの檻から抜け出せない。研究員の言うままにしないといけない。だけど、そんなのはもう嫌。僕が、僕たちが、ーいつかこの檻を壊して見せるー