ダーク・ファンタジー小説
- エラー/ヱラ一/ ( No.1 )
- 日時: 2023/10/01 13:28
- 名前: 山田☆太郎じい (ID: nrbjfzgl)
「あーからあげチャン食いてえ」
「クンしかないよw」
彼女と他愛もない会話をまたしたかった。
「ちぇっ、ローソン使えねえ」
「そんな事言わないのw」
でも
「あ、そろそろ帰らないと」
「あーおけ、じゃあ週末な」
「うん!」
これが残酷な現実だ
「なんか、変な雰囲気だな。まあいいか!俺も早く帰ろう!」
タッ タッ タッ タッ
「おーい!」
「あっ!わく!」
「もうその呼び方やめろってw普通に病葉でいいよ」
「だって昔からこの呼び方だからいいだろ!」
「もうほんとしょうがねえやつだな!」
「なあ」
「ん?どしたんそんな暗い声で、お前らしくねえよ!」
「なんでもない、ちょっと俺用事あるから帰るわ!」
「わかった、また週末な!」
「おう」
タッタッタッタッ
「なんか、家に帰るのが怖え」
タッタッタッ
「なんだこの感覚、まあいい入ればいいだけ」
ゴクッ
「今日は親帰ってこねえし、あいつと一緒に居たいから泊まれるか聞いてみるか」
プルルルルルル
「おーどしたンゴ?」
「家に泊めてくれねえか?」
「いいけど、なんで?」
「今日はそういう気分なんだ」
「お前はいっつも気まぐれだな!わかったよ、今日は親も居ない」
「お前もか、じゃあ家に向かうから」
「へーい!」
プー プー
「行くか」
「ちょっと君!こんな時間にどうしたの?」
「ポリか、今から友達の家に泊まりに行くんですよ」
「なんで?」
「これ任意ですよね?もう行っていいですか?」
「でも最近ここら辺物騒なので」
「親が仕事で居ないんですよ、だから最近物騒なんで泊まりに行くんです」
「そうですか、気をつけて」
「へーい」
タッタッタッ
「ほんとなんなんだよ、最近のポリは」
ダッダッダッ
「はぁ、はぁ、疲れた。でも着いた」
ピーンポーン
「お前だろ?入っていいぞ」
ガチャ
「お邪魔でーす」
「やっと来た、それで今からゲームしようぜ!」
「なあ」
「ん?」
「ありがとうな!」
「俺もだ!」
俺は、この頃が戻ってきてほしいと深く願っていた。