ダーク・ファンタジー小説

Re: 私は「あれ」を忘れない ( No.4 )
日時: 2023/11/19 15:25
名前: デンさん (ID: nrbjfzgl)

7時間後
ガチャ
「ただいまー!ってお兄ちゃんなんでいるの?いつも私より遅いのに!」
妹が驚いた顔で聞く。
「それが今日学校なかったんだよー。」
俺は少しうつむいて言う。
「お兄ちゃんってばこういうところはおっちょこちょいなんだから!」
ドスッ
妹が勢いよく乗ってきた。
「なんで乗ってくるんだよ〜!」
俺は少し顔を赤くしながら言う。
「いいじゃん家族なんだから!顔赤くしてそういうところは可愛いな〜。」
妹が俺をからかう。
「ちょほんとに!やばいって...。」
俺は顔を真っ赤にしながら焦って言う。
「なんでよ〜!ん?なんか太ももに当たってる?」
妹が太ももを見ようとする。
「ああ〜!実はプレゼント買ってきたんだ見せてやるよ!」
俺は焦りながら言う。
「そうなの!どこにある?」
妹が目を輝かせて言う。
「俺の部屋にあるから取ってくるわ!」
俺はそそくさと自分の部屋に行く。
「はぁ。妹に乗っかられただけなのに...なんでこんなになってんだ。」
俺は疲れ果てた声で言いプレゼントを手に取る。
「はいこれ!シックスターズって言う人達らしいよ。」
俺は妹に渡した。
「え!これ興味あったんだよね!ありがとうお兄ちゃん!」
妹がとびっきりの笑顔で言う。
「それはよかった!」
俺は買ってあげて良かったと思った。