ダーク・ファンタジー小説

星に願いと忠誠を 8話 ( No.18 )
日時: 2023/12/22 13:45
名前: シュン (ID: evp0hpRa)

星に願いと忠誠を 8話

カチ、、、カチ、、、カチ、、、カチ、、、

時計の音が響く深夜の2時。
[124]と書いてある部屋に入り、寝ている彼女を見て安堵すると、
俺は部屋から出た。

夜奈「スピー、、、スピー、、、」

今日は少し振り回し過ぎたかねぇ、、、
まあいいか、2日休みを取らせているから2日のうちに回復してもらおう。

コツ、、、コツ、、、コツ、、、

星座部隊ここは12時を超えると
全ての部屋の電気が手動になる。つまり廊下が真っ暗なのだ。
つまずかない様に横にある手すりと[雑音のうりょく]を頼りに
俺は自分の部屋に向かう。


牡羊座部隊を出ると
俺は少し進み右に曲がり赤ピンクの扉に手をかけた。

ガチャ

コツ、、、コツ、、、コツ、、、

ここも相変わらず真っ暗だ。
目が慣れてきた俺は手すりの手を離す。

コツ、、、コツ、、、コツ、、、

早く行かないと書類の提出に間に合わないな。
少し急ごう。

コツ、コツ、コツ、コツ、、、

急ぎ足で[隊長室]と書かれている部屋を開ける。

苑「全員帰っただろうか?書類は明日の早朝に提出なのだが、、、」

机の上にある書類をペラペラとめくっていく。

苑「よし。後は政治部隊の書類だな。
これは明日の夜提出だから今日の夜と休みを削ったらどうにかなるだろう。」

カタカタカタカタ、、、

ガチャ!!

ドアが勢いよく開いた。俺はドアを開けた主に[誰だ]と言う暇もなく
[それ]を聞き、驚くしかなかった。


〜夜奈視点〜

ジリリリリ ジリリリリ

夜奈「、、、ふわぁ、、、もう朝か」

スタッ

夜奈「昨日は寝るの遅かったしなぁ、、、」

私はパジャマから通常の服に着替え朝食を食べていた。

夜奈「ŧ‹”ŧ‹”( ‘ч’ )ŧ‹”ŧ‹”」

ガチャ!

夜奈「うぇっ!?」

あまりに強く扉が開いたので持っていたパンを落としそうになる。

夜奈「は、はい?」
零「夜奈!!」
夜奈「、、、???」
零「隊長会議だ!!」
夜奈「たいちょう、、、かいぎ??」
零「、、、そうだった、説明するよ」

隊長会議=その名の通り13人の[隊長だけ]の会議。
国のお偉いさんも知らない極秘会議であり、何を話しているかは不明。
この隊長会議がある日は隊長が一日中いないので副隊長が隊長の代わりをする。
滅多にこの隊長会議は起きず、起きても一年に一回ほど。

零「隊長会議が起きたということは
かなりの問題、または襲撃があったということだ。」
夜奈「星座部隊のお偉いさん13人が1箇所に集まるんだもんね。
リスクもあるし、かなり危ないけどそれをしなきゃ行けないほどの問題、、、」
零「例えば、、、」

《星座部隊支部が落ちたとか》