ダーク・ファンタジー小説

星に願いと忠誠を 27話 ( No.58 )
日時: 2024/01/10 22:13
名前: シュン (ID: evp0hpRa)
参照: https://www.kakiko.info/bbs2a/index.cgi?mode

星に願いと忠誠を 27話

ボーン、、、ボーン、、、

鐘の音が教会そこに響く。
ステンドグラスから差し込む光が
ジクソーパズルのようにも、色つきガラスの破片が床に散乱しているようにも見える。
大きな教会で、[彼女]はいつもの様に祈る。

「貴方様の帰還を心待ちにしております。星神様。」

何時もの腰に届くまでの長い髪が心なしか少し輝いているように見える。

「この世の全てを貴方様にお返しするのが私共の使命と感じております。」

一つ一つ言葉を放つ度に、彼女は涙ぐむ。

「どうかッ、、、ご帰還下さいッ、、、」

《流星様、、、》






〜注意〜

・ここから(大会会場篇)時系列があっちに行ったりこっちに行ったりします。
・上に時系列、場所を書いておくので把握お願い致します。

芽衣「本気で考察したい人はメモ準備しなさいね☆」










[8月1日/10:30/会場内1階Bエリア]


夜奈「、、、おかしい、、、」
キズナ「夜奈もそう思う?」
夜奈「うん、、、まず、ダイとマァムちゃん、ロックさんが消えた。」
キズナ「それに、妙に肌寒い。今は真夏のはずなのに。」
夜奈「今は10:30。朝なのに窓の外が真っ暗。」

スタスタ

キズナ「最後に廊下、かれこれ30分歩いてるのに変化なし。」
夜奈「取り敢えずこの妙な魔力をたどった先、、、だね」


[8月1日/同時刻/会場内1階/Cエリア]


ダイ「、、、」
ロック「こりゃマズイな、、、」

スタスタ

マァム「夜奈ちゃんとキズナとはぐれた、、、」
ダイ「妙な感じがするし、、、1回2階に行ってみない?」
ロック「賛成だ。このまま行ってもCエリアすら抜けれねえぞ??」
マァム「多分これ、、、[外力領域アンダウェート]、、、???」




領域にも種類がある。

・[覚醒エヴァ領域ウェート]:覚醒により引き起こされる。力量があり、領域の中では1番強力。
・[真核エモチオン領域ウェート]:1つの感情に魂が染まった時に起こる。領域の70%はこれ。
・[神厄ゴッテ領域ウェート]:神や天使、悪魔や人外が使える。[純血ハーフレス]の人間は勿論使えない。
・[外力アンダ領域ウェート]:自分とは[別の者]の力により使える。[別の者]が人外でないと使えない。
・[恩恵ネアフ領域ウェート]:1番よく使われる領域。別名[恩恵解放]。恩恵がある者なら誰でも使える。

この5種類。
一般的に[領域]と言われるものは[恩恵領域]だけどね、、、




ロック「階段、、、ここか。」
マァム「よし、上がりましょ」

ダッダッダッ


[8月1日/10:15/会議室]


海斗「こりゃかなりデカイな。」
翔「で、問題は隊長出んのか出えへんのかっていう話や」
芽衣「でもさ、、、会場内がおかしいらしい、、、無限に続く廊下、、、的な?」
鏡子「みんな出たらいいじゃない〜」
海斗「ったく、こういう時に限って航はいねえし、、、」
礼「彼がいたらあとは根源叩くだけなんですけどね〜、、、」
苑「っていうか今どこなんだよ」
愛「遠征中☆」
ヒメ「うわー終わってる〜」
翔「結局誰が出るん?」

シーン

翔「よし!!じゃあ俺が行くわ!!」
海斗「暇だし俺も行く。」
鏡子「私も行くわ〜!」
芽衣「丁重にお断りするわ」
礼「最悪の場合、会議室ここだけでも残るように死守しますので。」
苑「戦うより書類の整理しないと、、、ハハッ、、、」
ヒメ「苑くん大丈夫!?」
愛「ボク眠いからいいや〜」







航「ふわぁーあ、、、明明後日しあさってには帰れるかねぇ、、、」