ダーク・ファンタジー小説

新緑と並行の未来 前編 ( No.73 )
日時: 2024/01/21 21:49
名前: シュン (ID: evp0hpRa)
参照: https://www.kakiko.info/bbs2a/index.cgi?mode



次元名[玄武]現界


ミーンミーンミーンミーンミー、、、ミーンミーンミーンミーンミー、、、

ダッダッダッ

踏切を走って超える。
今何時!?腕時計忘れてきたんだけど、、、

ダッダッダッ

校門が近づく。

ダッダッダッ

すると、私が来る前に彼女がいた。

真莉「凛音大丈夫?w」
凛音「真莉が速いだけでしょ、、、ハァッ、、、ハァッ、、、」
真莉「行くよw授業遅れるしね」
凛音「ちょっと待って〜!!」



先生「出席をとるぞ」

生徒が呼ばれていく。私はこの時間がいちばん嫌いだ。

先生「篠原しのはら真莉まり
真莉「はい」
先生「篠原しのはら茉莉まんり
茉莉「はぁ〜い!!」

先生「黒川こくせんらい
徠「はい」

先生「雪川ゆきかわ凛音りんね
凛音「、、、はい」

クスクス

「雪川ってあの3年の莉琉くんの妹?」
「お兄ちゃん陽気でイケメンなのに妹はねえ〜」
「あの兄妹不仲らしいぞ」
「一方的に妹が嫌ってるだけだろ。どうせ兄が羨ましいんだろうな」


凛音「、、、」


そう。私は兄が大嫌いだ。
全部普通の私と全部持ってる兄。
そのくせして私と仲良くなりたいとかふざけてるの?


真莉「凛音。一緒にお弁当食べよ。」
茉莉「今日屋上空いてるらしいよ〜!!」
徠「早く食わねえと位置とれないぞ」

凛音「うん。行く〜」

ダッダッダッ


凛音「今日の午後の授業なんだっけ」モグモグ
真莉「、、、覚えてない」モグモグ
茉莉「私も〜w記憶に残ってません☆」
徠「次数学じゃね?」

一同《それや!!》

徠「逆になんで忘れるんだよ。先生さっき言ったばっかだぞ」
凛音「聞いてない」
真莉「そんなの言ってた?」
茉莉「寝てた」
徠「壊滅的すぎるだろ、、、」



凛音「じゃあ、ばいばい」
真莉「うん。また明日」
茉莉「じゃあね〜!!!」
徠「気をつけて帰れよ^^」
凛音「めっちゃ徠が言ったら怖い」
徠「なんで!?w」



スタスタ

ガチャ

何も言わずに2階へ行く。
私の部屋に無言で入り、
その辺に自分のカバンを捨てるように置く。
ベッドにダイブすると、スマホを見る。

[当てはまったら貴方も総合失調症かも??]

凛音「、、、つまんない」

[兄弟と仲良くする方法]

凛音「別にいらないし、、、」

[笑顔でいられる方法]

凛音「、、、」

[些細なことで感謝する]
[運動をする]
[幸せを______





凛音「はぁ、、、ずぅーと見てたら疲れちゃった。寝よ」

コンコン

「ご飯いらない??」

凛音「いらない」

「ここ置いとくね」

凛音「、、、」


私だってこんなの嫌だよ。
でも視線が怖い。人と目が合わせられない。
笑えない。外に出れない。
味方はあの3人だけ。


こんなのだったら、、、別の[世界]に行った方がマシ。