ダーク・ファンタジー小説

Re: GHOST×TRICK ( No.1 )
日時: 2026/02/15 13:26
名前: ほうれんそう (ID: mwHMOji8)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

一章第一話 出れない部屋

 オカルト研究部にて・・・

 美桜「これから、部活動を始めます。今日は興味深いネタを持ってきたよ!」
美桜の掛け声と同時に部活が始まる。部活といっても部員4人と顧問だけだ。
 健「前はあのホラー映画について話し合ったっけ?」
穂香「そうだったね。鑑賞して、その後に怖かったシーンと、なんで怖いかを研究した。」
思い出した。怖いと感じるシーンを心理から追求したな。
 山中先生「で、今日はどんなのをもってきたんだ?」
山中。国語教師だ。部活設立の時は『仕方ない』とか言ってたくせに今ではノリノリだ。生徒からの評判は高い。
美桜「それは、〝出れない家〟だよ!」
蒼空「出れない家!?考えただけで怖い…」
そう答えたのは僕。めっちゃビビリなんだ…。
 美桜「そんなビビリなのに何でこの部活入ったの!?」
蒼空「それは、健が…」
『部活に必要な人数が足りないから』って…そう言おうとした途端、
健「せんせー!こいつ人のせいにしようとしてまーす!」
山中先生「中野、それはよくないぞ。」
教室内に爆笑の嵐が巻き起こされた。主に健と美桜の。
 穂香「さ、本題に入りましょう。」
穂香。冷静沈着で頭がいい。ホラー系が大好物だそう。
美桜「そうだね、そろそろ真面目に話そうか。」

 美桜「隣の歩羅市にあるらしい。長年廃虚で、そこへ探索にいったマニアが音信不通になった。嘘か真かは置いといて、オカルト的に考えたら事故物件だと思う。」
蒼空「僕もそう思うよ。音信不通ってことは電波妨害もあるよね。」
穂香「そうだね。でも、なんでそれが〝出れない〟ってことになるの?」
美桜「大前提として、出れるなら出るよね。」
健「お亡くなりになれたか、気絶とかしてたら?」
美桜「他の人が助けに行けるよ。その人が犠牲になっちゃったとしても、誰かが入り口だけでも確かめることができる。」
山中先生「最悪窓も割れるしな。」
教師がそんなこと言っていいのか?という疑問は心の奥底に沈めておく。
 穂香「というか、出れないんでしょ?助けにいける?」
美桜「そこが論点だよ。助けてくる、とSNSにあげて音信不通になった人がいるんだ。」
健「外からは入れるが、中では犠牲になるか出れないか、になるな。」
興味深い。典型的な出れない部屋だ!
 山中先生「よし、それなら行ってみるか?」
おい、教師がそんなこと首謀したらクビじゃないか!?
美桜「じゃあ、今週の土曜、朝6時に校門前集合で!持ち物はあとで連絡するね!」
蒼空「それはまずくないか!?それで犠牲が出たら先生はクビに…」
健「俺らが勝手にやったってことにしておけばいいだろ?」
穂香「じゃあ、決定で。」
 あぁ、終わった。命知らずにもほどがある。僕の人生は、こんなことで終わるのか…