ダーク・ファンタジー小説

Re: 甦り、繰り返す ( No.60 )
日時: 2012/10/20 08:44
名前: きみゃる (ID: 187ZDN1M)
参照: http://mb1.net4u.org/bbs/kakiko01/image/726jpg.html

ずる・・・ずる・・・
牙江が死体を引きずり歩く。
「邪神様、どうか復活を。 私に希望を・・・」

今だ、私は車の下から出て走り抜けた。
私はおぼつかない足取りでその場を離れた。
後ろでは牙江が死体を引きずりながら歌っている。
「邪心様は目が好きだ、広い世界を見れるから。
 邪心様は首が好き、大事な部分が好きだから。
 いらないものはすぐに消す
   これで終わると思うなよ」

車の中に居たから来た道など分かるはずがない。
でも建物を出たのだからこっちのものだ。
夜なのに、景色は明るく輝いていた。
これから帰ったら何時に家に着くかな。明日学校に行けるかな。
神様は私に味方したらしく目の前には交番が見えた。

事情聴取、帰宅、牙江退職、先輩に怒られる。
無事この事件は解決した。


                牙江編 終わり