ダーク・ファンタジー小説

Re: ■些細な嘘から始まった■参照100越、ありがとう! ( No.43 )
日時: 2012/10/23 19:53
名前: 碧 (ID: EdfQYbxF)

第六話【始まる悲劇】

「着いた……」
私は、息がきれてしまい、フラフラだ。
その時だ。
「霞、ちょっと来てくれるかな?」
後ろから呼び止められる。私が振り向くと、そこに居たのは、柔らかく微笑む一斗であった。
「うっ、うん」
私は、一斗の後に着いて行く。
光は、居ないようだ。(実は居たのだが、葵には見えなかった。)
二人は、静かで人の居ないセットの裏へ来た。
「ここなんだけどねーーーー」
一斗は、丁寧に台本の変更点を教えてくれた。
この様子だと、私は会議に遅れたようだ。
8:00以来、時計確認してなかったな……。
どちらにしろ、教えてもらえば同じだ。
一斗は、優しい微笑みのままである。
私は、その一斗に不審を感じた。
彼は利き手である右手を体の後ろに隠し、左手でぎこちなく教えるのだ。

Re: ■些細な嘘から始まった■参照100越、ありがとう! ( No.44 )
日時: 2012/10/25 18:05
名前: さくら (ID: 8pAHbekK)

面白いです!続きが楽しみです!頑張ってください!

Re: ■些細な嘘から始まった■参照100越、ありがとう! ( No.45 )
日時: 2012/10/25 18:34
名前: 碧 (ID: i5NaGCNU)

>>44
ありがとうございます!
更新頑張ります!

Re: ■些細な嘘から始まった■参照200越、ありがとう! ( No.46 )
日時: 2012/10/27 20:06
名前: 碧 (ID: RnkmdEze)

参照200越え記念【番外編】
一斗「闇カレーしようぜ!」
光「闇カレー?(つか、モン○ンかよ……)」
一斗「うん、闇カレー」
光「だから、なんだよー!それは」
霞「闇鍋的な?ほら、こんなヤツだよー」
霞の手には、真っ赤なカレーが。
光「うっわ……これ、食べれるの?」
葵「(うっわ、ひでぇ)じゃ、光が来た祝い始めるよー!」
霞「ヤッホー」
光「マジで、食うんですかね?」
霞「うん!心配しないで、皆の分もあるよー!」
皆「えっ、えーーー!?」顔が青ざめる。
霞「全部、色違いだしー!」
皆「それ以前の問題だろっ」
光「そ……そういえば、新しく清水って奴が来るんでしょ?」
霞「あっ!作るから、待っててー。清水さんには、肉じゃがで!」
皆 (清水って奴、いいなー)

しばらくしてーーーーーー
霞「あれー?カレーになっちゃった」てへっ!
皆「マジかよっ!」
霞「カレー粉ないけど」
皆「なら、カレーじゃねーよ!」
鍋の中には、黒いカレー(?)が。
一斗「焦げたの?」
光「爆発したの?」
霞「もともと、こんなヤツだよー」笑う
光「何を、材料に?」顔が引きつる
霞「えーと、炒め玉ねぎと、コーヒー」
皆「えーーーーーー!?」
葵「……たまねぎ、何処?」
霞「煮込み過ぎて、消えちゃった」
光「イヤイヤイヤイヤ、それは無いよ」
清水「こんにちは……って、これは俺の?」
霞「主役、来ターーー!」無理やり&棒読み
清水「……………………(めんど)」



Re: ■些細な嘘から始まった■参照200越、ありがとう! ( No.47 )
日時: 2012/10/27 20:38
名前: 碧 (ID: RnkmdEze)

霞「皆で、食べよー」
皆「うっ……うん。(霞のテンション、ついていけねぇ)」
葵「まずそうな料理のレベルを超えてるなぁ」
霞「なにかしら?」
皆「いえ、なんでもありません」
皆が食べる。

…………………………
霞「あれ?皆、どしたの?」
皆「ま…まずい」気絶する。

作者「あれ?皆、気絶しちゃった?」
霞「そうみたいー美味し過ぎたかな」
皆「そんなわけないよ……」
作者「まぁ、早く起きなきゃ、本編始まるよ?」
霞「これ、番外編だしね」
葵「そーいや、霞は確か死んでたような」
霞「うん、死んでた……のに、なんで出てるんだろ?」
作者「はーいはい、シリアスになる前に終わりー」

《END》※強制的ですみませんでした。
続編は、好評の場合、書く予定です。

Re: ■些細な嘘から始まった■参照200越、ありがとう! ( No.48 )
日時: 2012/10/28 15:51
名前: 碧 (ID: G1aoRKsm)

本編開始!

「右手どうしたの?」
私は、自然に聞いた。
すると、彼はビクッとなり、沈黙した。
「ごめん、霞!」
彼は、私の前に右手を突き出した。
その右手に握られていたモノ……それは、ナイフであった。
綺麗な細工がされていて、市販の包丁とは思えない。
私は、ドラマの小物かと思い、
「凄いナイフだねぇ」
と、笑いながら言った。
だが、私の考えは当たってはいなかった。
彼は、私にナイフを突き刺そうとしたのだ。
私は、とっさに右手に持っていた鉛筆を、一斗の足に刺した。

Re: ■些細な嘘から始まった■参照200越、ありがとう! ( No.49 )
日時: 2012/10/28 16:00
名前: 碧 (ID: G1aoRKsm)

「うっ……!?」
彼の動きは、ピタッと止まったかと思うと、私によりかかるようにして倒れた。
私の鉛筆が刺した部分からは、赤黒い血がボタボタと滴り落ちている。
鉛筆を伝って葵の手に血がつく。
「きゃっ!!」
葵は、鉛筆から手を離し、後ずさりした。
息は乱れ、頭の中は真っ白である。
分かる事は、私が彼の右足を刺したと言う事のみである。
「霞、待っ……て」
彼が、刺された右足を抑えながら、私を呼び止める。
私は、それを無視してその場から、立ち去った。
「正当防衛」
と言う言葉を、一斗の頭に刻み込んで。

Re: ■些細な嘘から始まった■参照200越、ありがとう! ( No.50 )
日時: 2012/10/31 21:25
名前: ぽわりん (ID: T6gVpJcF)

ぽわりんです♪読みましたぁ〜。

さっそくですが、感想いかせていただきますぅ〜☆

まず、霞と葵の顔がどんなによく似ているかというのをもうちょっと表現してほしかったなぁ…というのもあります。あと、一斗が霞を捨てた後の言動についても一言。一斗は霞をもしかしたら殺してしまって、気が動転しています。さらにその頭が真っ白で何が何だかわからないと同時にあたふたしながらも「俺は関係ない」というような気持ちがあると思います。そう思って自分で自分を責めながらもそんなことはないと現実逃避みたいなことを思う一斗の気持ちを表現してほしかったですぅ…

でも、作者さんの思ってることは分からないので断定できませんがね…
いじょう、ぽわりんの感想でした。批判みたいなのばかりですみません…

Re: ■些細な嘘から始まった■参照200越、ありがとう! ( No.51 )
日時: 2012/11/01 18:19
名前: 碧祐 (ID: TPmYcxrv)

とんでもない!とっても参考になります。碧と相談して変えていきたいと思います。
貴重なご意見ありがとうございます。これからも宜しくお願いします。

Re: ■些細な嘘から始まった■参照200越、ありがとう! ( No.52 )
日時: 2012/11/01 18:20
名前: 碧 (ID: 8AM/ywGU)

葵は、白虎橋へと向かっていった。

「あぁ、気持ち悪い」
なぜ、私はこんなコトをしたのだろう?
それは、彼が私を襲ったから。
そんな自問自答を繰り返す。
これは、正当防衛なのだ。
本当に、正当防衛なのだ。
だって、彼が私にナイフを向けたの。
私、すごく怖かった。殺される!って。
だから、私は彼を持ってた鉛筆で刺したの。
ねっ?正当防衛でしょ。

私は、白虎橋に着くと、赤黒い鉛筆を川の水に浸した。
この白虎橋の下の川ーーーー白夜川は、何時も澄んでいて、底が見えるほどだ。
その透明の水に赤い筋が通る。
「あぁ、なんて綺麗な模様」
完全に私は、狂っていた。
この筋が綺麗ですって?
そんなの、おかしいもの。

Re: ■些細な嘘から始まった■参照200越、ありがとう! ( No.53 )
日時: 2012/11/03 11:46
名前: 碧 (ID: XlTUhOWG)

「待てよ〜、葵!」
後ろから、少年の声が、する……えっ!?
私は、咄嗟に鉛筆をポケットに入れると、後ろを振り向いた。
そこには、光がいた。
「もう、待っててって言うから待ってたら何時の間にか白虎橋へ行きやがって〜」
無邪気な笑顔で言う。
光は、一斗を見ていないのか……。良かった。
「で、何か?」
「カフェ行かね?気休めに」
光が、私の問に答える。
カフェ……あっ!撮影やらなきゃ!
そう思い、携帯で連絡しようとしたが、行かなくても良い事が分かった。
何故なら、一斗が救急車で運ばれ、撮影中止になった事が、メールで来ていたから。
なら、カフェでも、行こうかな。
私は、そう思い、
「うんっ」
と、答えた。

Re: ■些細な嘘から始まった■参照200越、ありがとう! ( No.54 )
日時: 2013/02/11 12:46
名前: 碧 (ID: 1i9000J4)

「いいカフェがあるんだ」
光は、ニコッと笑い、私の手を引く。
彼は、どんどん歩いていき、あるカフェの前に止まった。
『カフェ -amanda-』
確か、この前開店したカフェだ。
私も、一度いってみたいと思っていた。
私達は、ドアを押して中へ入った。
チリン チリン、と鈴が鳴る。
それに合わせるかのように、
「いらっしゃいませ!」
という女店員の声がする。
「何時ものヤツ、二つー」
光が女店員に向けて言う。
すると、彼女は、
「また、光かよ」
と、「いらっしゃいませー」を言った同一人物とは思えない低い声でいい、舌打ちをした。
「酷いなぁ」
光は、口を尖らして言う。
どうやら、知り合いのようだ。
「あの人は、誰?」
私が、光に聞く。
「え、私?私は美空 舞花。ここのオーナーよ」
と、光が言う前に、笑顔で女店員は言う。
(へぇ、美空さんか。)
私は、美空さんに、笑顔を返す。

Re: ■些細な嘘から始まった■参照200越、ありがとう! ( No.55 )
日時: 2013/02/11 12:47
名前: 碧 (ID: 1i9000J4)

「僕の、親戚なんだ!」
光が私を席に誘導しながら、言う。
「いつも光が世話になってるねー。はい、どうぞ」
美空さんが、席に座った私達の前にメロンソーダを出す。
「あっ、ありがとうございます」
私は、美空さんにお礼を言う。
光は、もう飲み始めている。
「いやー、光に彼女ができるとはね」
美空さんが大きな声で言う。
光が、びっくりしてむせている。
「ちっ……違う!」
光が美空さんを睨みつけて言う。
光の顔は、真っ赤だ。
美空さんは、光を無視して、
「貴女、名前は?」
と私に聞く。
私は、
「白咲 葵」
と 答え、メロンソーダのグラスについていた水滴で机に名前を書く。
「へぇ、いい名前だね」
美空さんが、机に書いた文字を見ながら言う。
光は、そっぽを向いている。

Re: ■些細な嘘から始まった■参照200越、ありがとう! ( No.56 )
日時: 2013/02/11 12:48
名前: 碧 (ID: 1i9000J4)

私は、改めて店内をぐるりと見回した。
内装は、とにかく綺麗に掃除されている。
埃が見つからなくて、つまらない。(別に、お姑なわけでは、ないが)
洋風と思われる四角いテーブルに、白く輝くテーブルがかけられている。
椅子は、同じく洋風だと思われる。
このカフェは、木造のようだ。
ほのかに木の香りが漂っている。(木の香りがすると、落ち着くのは私が日本人だからだろうか。)
客はまばらで、テーブルの量に比べると少ない方だ。
「ねぇ、私のカフェどう?」
美空さんが聞く。
「落ち着くいいカフェですね」
私は、愛想笑いを返し、答える。
「本当に!本当は光の坊ちゃんがやる店なのにねぇ」
美空さんは、光をちらっとみて、嫌味に言う。
……えっ!?光の坊ちゃん?
「ねぇ、光の苗字は?」
私は、光に聞いた。
「……坂本」
光は、ゆっくり答えた。

Re: ■些細な嘘から始まった■参照200越、ありがとう! ( No.58 )
日時: 2012/11/10 12:33
名前: 碧 (ID: Z.r45Ran)

「坂本!?」
私は、体を乗り出した。
坂本!……って言ったら、あの有名な財閥じゃないか!
「だから、言いたくなかったのに」
光は、小さく呟いた。
私には分からない。
何故、家柄を言いたくないのか。
有名だし、嫌じゃないと思う。
私は、母が自殺、父が逃げた。
人に言えやしない、恥ずかしい事ばかりだ。
それに対し、財閥御曹子なのに……。
もしかしたら、それが光の良いとこなのかも。
「ねぇ、家来る?」

Re: ■些細な嘘から始まった■参照200越、ありがとう! ( No.59 )
日時: 2012/12/20 18:14
名前: 碧 (ID: TVgEc44v)

<いきなりですが> ☆〜イベント大企画〜☆

内容:
1.皆様に、四人(葵、霞、光、一斗)に着せてみたい服を提案していただきます!
期間 11/14~1/1

提案例)霞に、メイド服!+猫耳……など


【提案用紙】
貴方の名前、読み【 / 】

誰に【】
どんな服を【】(具体的に)
小物など【】

________________
※一人何回でも、提案OK

【応募者様】
・美夏様 ・葵
・拓様 ・葵
・真夜空 羅斗様 ・一斗

2.私達が、選考し、その服を着た四人のイラストを皆様に募集します!
期間 12/17~1/□

3.キャラの人気投票!&イラスト展覧会
期間 1/3~1/30

【投票用紙】
貴方の名前【 / 】

誰に一票?【】

_____________
※一人が投票できるのは、一票だけ!
※投票者皆様に、キャラがコメントをくれます

4.一番投票数が多かったキャラの裏設定を暴露!
期間 2/~

展覧会場所:各スレッド(予定)
拓様【Emi.様】イラスト>>84

Re: ■些細な嘘から始まった■参照300越、イベント企画! ( No.60 )
日時: 2012/11/14 22:11
名前: 碧祐 (ID: CVGC9rYr)

皆様の応募楽しみにしています。宜しくお願いします。

Re: ■些細な嘘から始まった■参照300越、イベント企画! ( No.61 )
日時: 2012/11/15 19:37
名前: 美夏 ◆VaWELnlKdM (ID: BDyaYH6v)


【提案用紙】
貴方の名前、読み【 美夏/ みなつ】

誰に【葵】
どんな服を【セーラー服(胸元に血濡れが…!)】(具体的に)
小物など【赤い鉛筆を右手に!】

はじめまして、美夏です!
すごい面白いです!

Re: ■些細な嘘から始まった■参照300越、イベント企画! ( No.62 )
日時: 2012/11/15 20:17
名前: 萌姫 ◆6BbCqVbQrw (ID: PrIJf00M)

始めまして、萌姫(もえぎ)と言います!
この読者になってもよろしいですか?
返信お願いします!

Re: ■些細な嘘から始まった■参照300越、イベント企画! ( No.63 )
日時: 2012/11/15 21:54
名前: 碧 (ID: bxqtOE.R)

萌姫様!ありがとうございます!
光栄です!

Re: ■些細な嘘から始まった■参照300越、イベント企画! ( No.64 )
日時: 2012/11/16 14:50
名前: 萌姫 (ID: ICkQIVcb)  

いえいえ。
こちらこそお願いします♪

Re: ■些細な嘘から始まった■参照300越、イベント企画! ( No.65 )
日時: 2012/11/19 22:44
名前: 碧祐 (ID: .wPT1L2r)

萌姫様はじめまして。この小説の構成を担当しております、碧祐です。
どうもありがとうございます。少し長いですが宜しくお願いします。

Re: ■些細な嘘から始まった■参照300越、イベント企画! ( No.66 )
日時: 2012/11/17 17:36
名前: 萌姫 (ID: ZneQN.ef)  

お願いします^^

Re: ■些細な嘘から始まった■参照300越、イベント企画! ( No.67 )
日時: 2013/02/11 12:44
名前: 碧 (ID: 1i9000J4)

「えっ!?いいの?」
「うん、良いよ」
光は、あっさりと答えて、美空さんに目で合図した。
すると、カフェの前に車が止まった。
美空さんは、なにか携帯の様なものを右手にニコニコ笑っている。
カフェを出て、車をよく見てみると、黒い高級車である。
ボディの端に小さく「sakamoto」とロゴが彫られている。
光にエスコートされて、私は車へ乗る。
私が言うのもなんだが、極上の乗り心地だ。
光も隣に乗り、扉が閉まりクルマが発車する。
車に揺られて、私を睡魔が襲う。
いろんな事件で眠るのを忘れていて疲れていたからだろう。
私は、深い眠りについた。

《第六話 END》