ダーク・ファンタジー小説

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コオリオニ。(感想やらアドバイスどんどんオナシャス!)
日時: 2012/11/12 09:46
名前: 館主オメガ (ID: 6PSxBKjg)

とりあえずスレ作成です^^
本編は、明日後日。お楽しみに!!

Re: コオリオニ。 ( No.1 )
日時: 2012/11/12 09:44
名前: 館主オメガ (ID: 6PSxBKjg)

コオリオニ。 第一夜




俺達の通う学校には、とある噂があった。
それは、「コオリオニ。」といわれる噂だ。
なんでも、学校に夜まで残っていた生徒達が、不審な男に肩を触られ、
凍ったかのように動かなくなったあと、血が弾け飛んで、体がぐちゃぐちゃになって死に、みんなから忘れられるんだとか・・・
そんな作り話あるわけないと、立ち上がった俺達。
男:5女:5人づつでその噂のコオリオニを試す事になった。






12月24日 午後3:59
「今日はクリスマスイヴかぁ」
俺はそうつぶやく。別に意味があるわけでもなく、サンタクロースを信じてるわけでもない。本当だぜ?サンタクロースはいたけどいないんだぜ?余談だが、昔、本当にサンタクロースがいたらしくってね(以下略


「そういえばそうね」
俺の向かえに座っていた真帆がいう。真帆は俺のクラスメイト。俺ともけっこう仲がいい。彼女はクラスの中で一番強いとされる武道派少女だ。彼女を怒らせたら最後、一生のトラウマが脳裏に刻み込まれるらしい・・・


「なぁ、みんな今日、用事あるか?」
俺の隣に座っていた弦戯が唐突に言い出した。おいおい、また非リアいじめか?こいつはクラスの中でもそこそこモテるイケメソだ。理系で頭がよく、運動神経もそこそこだ。なんといっても顔とか体つきとかがいまどきの女子にヒットする。ただ、性格がどうにもならないほどのドSなのだ。だから、彼の周りにいる女子の3分の1はドM。こんな変態達と一緒にいると思うと泣けてくる。まぁ、俺も別の意味で負けてないけどな。

「またぁ、何をたくらんでいる?(笑)」
面白そうに一番はじに座っている幽奇が言った。コイツは俺の一番の友人で、もともとネットで知り合った仲だ。なんか、話ていたところ学校の話が妙にあい、それがまさかの同じクラスだったと。ネットの仲もあってすごく話しやすく、頼れるヤツだ。

「みんな、コオリオニ。の噂、知ってるよな。」
弦戯がニヤリとしながらいった。うむ。今日もコイツのドS心は絶好調らしい。コオリオニは、とても恐ろしいこの学校の噂だ。その内容は、奇妙で怖すぎて逆に近寄る人がいない。そこまで恐れられているコオリオニをキモ試し程度の心構えでやろうということだろう。

だが、正直俺も興味はあった。なんか、変な特殊能力が身につくらしく、厨二病、二次元ヲタクなアニメ、漫画、ラノベ好きにはなんともおいしいものだった。

みんなもそのような事を考えているのか、びくびくしてる奴もいれば、なんか興奮気味に貧乏ゆすりをする奴もいる。ここのみんなは動揺を隠せていないようだ。そもそも、隠す気もないだろう。

「まままさか、試すなんてこと、ないよね?ね?」
とても臆病な梨花が言った。彼女は高一にして、小学生よりも「幼女」な雰囲気をだしているデラメッサきゃわたん系女子だ。その臆病な性格も顔、声、身体、全てにマッチングしている。うん。ロリ最高。

「その、まままさかさ。」
へらへらしながら、弦戯は梨花の口調を真似ながらいう。ここで、コオリオニやることになっちゃいましたフラグがたつわけである。あーあ。もうこいつの性格嫌になる。だがなぜか引き離せない。そんな魔力がコイツにはある。まさか?!コイツはすでに特殊技能を獲得しているのでは?!
・・・んなわけないっつーの。

「ええええええ?マジで!?まっまじでやんの?ちょええええええええ?」

月卑が驚く。彼は・・・えーっと。うーんと。えっとねー。そう。普通の人。うん。そう。普通。そう。ふとつとう。H・U・T・U・U!ふ・つ・う!!!
yahh!
・・・。

「それで、話を戻すが、なぜ今日なんだ?」
俺は弦戯に問う。俺は今日、夜中までぼっちクリスマス深夜放送をしたかった。だって!クリスマスにぼっちとかさびしいじゃん!さびしすぎて俺、おかしくなっちゃうよ!俺はさびしいと死んでしまいますのん。

・・・。

「それが、そのコオリオニ。事件があった日が今日だったらしいんだよ。」
「それでやろうと思ったと。」

そんだけの理由?!めんどくせぇ〜。うっわー。




でも、一人じゃないからいっか。


と、いうことで、今日の午後9:00、実行する事になった。


12月24日 午後10:00
ある程度見て回って帰りたがる人がでてきたころだった。

Re: コオリオニ。 ( No.2 )
日時: 2012/12/07 21:56
名前: 館主オメガ (ID: kG84zh4.)

12月24日 午後10:12

「ね、ねぇ。もうかえろうよぅ」
梨花が言った。いまにも泣き出しそうになっている。コオリオニがどうこうじゃなくて、夜の学校そのものに恐怖を抱いている。


「馬鹿言うな。パトロールのやつら苦労して切り抜けたのに今更帰るのかよ」


そう。俺達はパトロールの警備員に遭遇、学校から出て行くよう言われたが、忘れ物をしたのと掃除のときに窓をしめわすれたなどと嘘をつき、切り抜けた。つまりこの学校には、俺たち計10人+1人がいるのだった。


「よし。メンバーの再確認だ。」


全員いるかどうかを確かめた。


男:嘘屋、弦戯、幽奇、壊妬、月卑


女:霊蝦、梨花、真帆、阿奇、夜病



「よし。全員いるな。」
俺は確かめる。まぁ、はぐれることはなかったが、念のためなのと、こう言う状況での定番でもある。


「そろそろ帰ろう。やっぱ、そんな事はないんだよ。」


俺は少し期待をしていたものの、やはりそんなことあるはずがなく、みんな同意してくれたみたいで、全員が方向を帰るほうに向けた時、


「・・・・・・チ」
「ん?どうした?阿奇。」
「え?何が?」


なにか声が聞こえた気がしたので、俺はたまたま後ろにいた羽入かと思い問いかけるが、

「嘘屋じゃないの?今の声。」

どうやら阿奇も聞いていたようだ。だがいかんせん、声を発したのは俺ではない。

「俺じゃねーよ。じゃぁ他のみんなか?」

そう思い、他の8人に問いかけるも、誰もしゃべっていないという。だが確かに声は聞こえていた。


12月24日 午後10:30
「ウァァァァァァァァァァッァァァァァァァァアァァァァッァァァァ」

俺達が一階におり、昇降口へ向かっているときだった。まるで、ホラーゲームのように、いきなり叫び声があがり、バンッ!とかグチャァ!というおかしな音がする。

「なんだ?!」

俺たち全員は後ろを振り返るが、なにも見当たらないどころか、学校は暗闇でほとんど見えない。


「なんだぁ?」
壊妬が言う。若干口がつりあがっているところをみると、「おもしろいものをきいた。うひょー。これきてるんじゃね?」みたいなことを考えているのだろう。


「もういやだぁ。」
梨花がうずくまりその場で震えだす。そもそも、いまのいままでそうならずに耐えた梨花はえらいともいえる。普段、生徒がふざけてあげる叫び声にもびっくりするのに、よく耐えたもんだと思う。


「いったい今の悲鳴は?私たちは全員いるところからすると、警備員さんか?」

と、霊蝦がもっともな意見をのべている。警備員の身にいったい何があったというのか。それに先ほどの奇妙な音の正体は?いろいろと不可解な点が多すぎる。

そこで、月卑が思いついたようにいう。

「なぁ嘘たん。さっき聞こえた声って、なんていってた?」

「いや、はっきりとは聞こえなかったけど・・・最後にチとか言ってた気がする。」

「チ、か・・・チ・・・チ・・・」

月卑は、自分のあごを右手のこぶしにのせ、考えるそぶりをしてみせる。が、すぐにダウン。

「みんな、最後にチがつく単語いってみて。」

みんなになげだした。

「エッチハレンチワンタッチ!!!」

俺が叫ぶ。意味なんかないのだよ。

「それだ!!!」

月卑がピカーン!という効果音が聞こえてきそうな顔で俺を指差した。いったい、エッチハレンチワンタッチのどこが関係あるのか。

「タッチだよ。ほら、コオリオニを普通にやるとき、タッチっていって人を触るだろ?きっと、タッチっていってから警備員の悲鳴が聞こえた。つまり、コオリオニの噂は、本当だったのかも知れない。」

ここにいた全員が驚愕した。まさか、あれだけ恐れられていたコオリオニがまさか本当にあって、そのコオリオニに俺たちは巻き込まれている!!!まだきまったわけではないが、もしもそうだとしたら、と言う事を考えると、いても立ってもいられない。

心の底からこみ上げてくる恐怖に俺は耐え切れなかった。そして、その場に崩れ落ちる。身体がガクガクと震えている。

「お、おい嘘屋。大丈夫か?寒いのか?」

幽奇が俺のそばにきて、背中をさする。ゲロをはきたいわけじゃないんだがな・・・
そう思いながらも感謝をする。やろうと決めたらやりぬくと言う心を小学生の時にもっているせいもあり、プライド的な意味でも、逃げる事は許されなかった。
この先どんな辛いことがあっても、俺は立ち向かう。そうすればいずれ、報われる。そう信じていた。



だけど、現実はそう甘くはないのだった。

Re: コオリオニ。 ( No.8 )
日時: 2012/06/30 13:53
名前: 漆黒&紫 (ID: tf6BDv4K)

黒)怖い。
紫)オイ;
黒)でもこの小説好きだな。
紫)だな。怖いけど特殊技能が生きてていい。
黒)小説もニコニコ動画も頑張ってくれ。
紫)俺らも ハヤガミ。 って小説書いてるんでよかったら見に来てくれよな!!
黒)オイ。宣伝すんな。
紫)えー…でも…
黒)うるせぇ。ま、楽しみにしてるから頑張ってくれよ?
紫)お願いします!!


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