ダーク・ファンタジー小説
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- 台本どうりの仕返しじゃつまらないでしょ?
- 日時: 2014/11/03 19:37
- 名前: 若 (ID: qUgMea5w)
+。*。prologue+。*。
もしこの世界というものに、恨みがあるとしたら、貴方はいったいどうやってその恨みを晴らしますか?
泣く?ものにあたる?それとも——…
この話はそんな人の恨みからきた、残酷な話。
ほら。今貴方もこの世界を恨み、そして——…
…この話はここまでにしておきましょう。
あぁ…また恨みの声が聞こえる。
でもこれはつまらないもの…
だって—…
台本どうりの仕返しじゃつまらないでしょ?
- Re: ——題名未定—— ( No.6 )
- 日時: 2014/11/01 20:53
- 名前: 若 (ID: qUgMea5w)
>>05 コメントありがとうございます。
題名の素材も提供していただけて…うれしい限りです!
個人的に、台本どうりの仕返しじゃつまらないでしょ?
が気に入ったので、これを使わせていただきます。
本当にありがとうございました!またの閲覧を待っております。
- Re: 台本どうりの仕返しじゃつまらないでしょ? ( No.7 )
- 日時: 2014/11/01 20:59
- 名前: 若 (ID: qUgMea5w)
そして、あまりの恐怖に目を瞑り、耳を塞ぐ。
いやだ…怖い…やだ、やだ…!!!
そんな心の声が誰に届くはずでもなく、急に後ろに気配を感じる。
ゾワッ…!!
「え…何か、いる…?」
恐る恐る後ろを振り返る。そこにいたのは…
「いやぁぁぁぁああああっっ…!!!!!」
- Re: 台本どうりの仕返しじゃつまらないでしょ? ( No.8 )
- 日時: 2014/11/03 19:38
- 名前: 若 (ID: qUgMea5w)
三話
「遅いわね…」
娘の案が外に出かけてからもう6時間が経とうとしている。
メールを何回送っても返信がこない…
「何か…あったのかしら…」
まさか…あの森にでも入ったのかしら…私の不安は増すばかりだった。
・・
- Re: 台本どうり仕返しじゃつまらないでしょ? ( No.9 )
- 日時: 2014/11/02 20:32
- 名前: 若 (ID: qUgMea5w)
あの森は、戦時中に飢えた子どもたちいたらしい場所なのよね…
その子供たちはこの世界というものに恨みを抱き、
入った人たちを暗殺していく…っていう噂もあるし…
でも、さすがにあの森に入ることはないかしら…
立ち入り禁止の看板だってあったと思うし…
私はあの子の帰りを待つことにした。
- Re: 台本どうり仕返しじゃつまらないでしょ? ( No.10 )
- 日時: 2014/11/02 20:37
- 名前: 若 (ID: qUgMea5w)
四話
ベシャァァァァアア…!!私から流れ出す血は、視界を埋めるかのようにして舞った。
「う、あぁぁ…」
もう意識も持たなくなってきた。痛みさえ感じない。
お母さん…助けて…腕に付けている時計が十二時を指した。
ゴーンゴーンゴン————…
ザァァァァァァ… 降り出す雨の音と、鐘の音が混ざりあう。
それは何とも言えない不協和音であった。
少女は深い森の、闇の中で、何かを呟いた。