ダーク・ファンタジー小説
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 殺人鬼を倒すとクリアなクソゲーム
- 日時: 2016/10/16 00:09
- 名前: 瑜夢夢 (ID: 7tR/DNy8)
とりあえず文才皆無です
初心者ではありますが、何卒よろしくお願いします
*注意事項*
・この小説には少々のグロ要素があります
・キャラが結構出てきます
・更新は亀並みです
・この文と登場人物の紹介は随時更新していきます
・URLの張り方がわからないので、誰か教えてください
以上がAll OKの方のみスクロールをお願いします
- Re: 殺人鬼を倒すとクリアなクソゲーム ( No.1 )
- 日時: 2016/10/16 00:22
- 名前: 瑜夢夢 (ID: 7tR/DNy8)
桜花 苑都(サクラバナ エント)
記憶を無くした青年
名前、年は覚えているものの、その他が全く思い出せない
目覚めるとホテルにいた
冷静沈着で判断力に優れている
龍宮 桜花(リュウグウ オウカ)
怖がりな少女
記憶はホテルにくる過程だけ抜け落ちている
エントの苗字と自分の名が同じ漢字のことに運命を感じている
怜蘭 楓(レイラン フウ)
元殺人鬼の少女
感情がない
大きな鋏を持っている
オウカと契約を交わし、用心棒となってくれている
リンネ
エント達を殺人鬼だらけのホテルに閉じ込めた犯人
小さな少女のような声でスピーカーから話しかけてくる
愉快犯
- Re: 殺人鬼を倒すとクリアなクソゲーム ( No.2 )
- 日時: 2016/10/16 08:47
- 名前: 瑜夢夢 (ID: 7tR/DNy8)
彼が目を覚ましたのは静寂の中であった。
眠気が取れずにこのまま眠ってしまおうかとも考えた。
でも、何故か目を覚まさないと…否、醒まさないといけないような気がして
彼は起き上がった。
「何処だ…ここ」
銀の髪を無造作に払いのけ、金の瞳で辺りを見渡す。
彼の名は 桜花 エント。
因みに、彼の脳内には今何も情報が詰まっていない。
つまり俗にゆう記憶喪失ってやつだ。
彼はそのからっぽな頭を何かで満たすかのように
着々と周辺状況を分析している。
そして何かの仮説を結論にするかのようにドアノブに手を掛けた。
「成る程…どうやら閉じ込められたな」
それでは目を覚ました意味がないと、もう一度ベットに横たわる。
しかし、それを阻止するかのように電話が鳴り響いた。
- Re: 殺人鬼を倒すとクリアなクソゲーム ( No.3 )
- 日時: 2016/10/22 14:01
- 名前: 瑜夢夢 (ID: .bQK46b9)
「もっしもーし?聞こえてる?」
彼は電話の通話ボタンを押してもいない。
どうやらハッキング済みらしい。
「…一応」
何となく返事を返すと電話の相手は愉しそうに笑った。
「アハハッ!貴方とっても面白いのね!こんな状況滅多とないわよ?」
「俺には…記憶がないから…この状況が何度目かなんてわからない」
相手はしばらく驚いたように何も話さなかった。
そしてまたケタケタと笑い始める。
「アハハハハハハハハッ!!ほんっと面白いわ!あ、自己紹介がまだだったわね!
私はリンネ!よろしくね、エントクン」
「あ、よろしく」
それと同時に鍵の開く音が聞こえた。
- Re: 殺人鬼を倒すとクリアなクソゲーム ( No.4 )
- 日時: 2016/11/07 21:05
- 名前: 瑜夢夢 (ID: .bQK46b9)
だが、彼はそこから一歩も動かない。
不思議そうにリンネが尋ねる。
「どうしたの?ほら、早く出たらどう?」
「俺の予想…だけど…多分、此処を出たら危険な目に遭う」
しばらく部屋に静寂が訪れた。
それを破壊したのはもちろん彼女である。
「だから?」
つっつけどんなその態度に流石の彼も少し思考が停止する。
「君が出ないのは勝手だけどさぁ?いつまでその状態でいるわけ?
記憶がないから?それじゃ、死ぬまで此処にいなさい。
そんなつまらない子に興味も好奇心も持てないから」
そう一方的に告げた後、電話はまるで彼女の機嫌を現すように唐突にブチっと切れた。
彼はリンネのおかげ…いや、リンネのせいで、少し記憶を取り戻していた。
彼の人生の中では、比較的幸せな記憶。
そして、それを確かめるかのように、ドアノブをゆっくり回した。
- Re: 殺人鬼を倒すとクリアなクソゲーム ( No.5 )
- 日時: 2016/11/20 11:07
- 名前: 瑜夢夢 (ID: .bQK46b9)
ゆっくりとドアを開いた先に待っていたのは、とても無機質な部屋。
何もかもが白で構成されている。
まるで…
「無菌室…?」
しばらく部屋の状況を解析していたがこのまま、真っ直ぐ行けばここから出れることしかわからない。
仕方なく歩を進める。
「あひゃひゃひゃひゃひゃひゃぁぁぁぁぁぁぁああぁぁぁっっぁぁぁぁ!!!!!」
直ぐ近くで不穏な音が聞こえた。
咄嗟に振り向きざまに後ろへ飛び退く。
そこには形容し難い形をした、彼の記憶上見たことのない生き物が
先程までエントのいた地面を喰っていた。
白い地面をしばらく噛み砕いていたそいつは突然それを吐き出すと
その気持ち悪い目玉をギョロリと反転させ、視界にエントを捕らえた。
「逃げるが勝ち…かな」
彼はもう分析し終わっていた。
あの生物が自分自信の白血球だということ。
今の自分では勝てないということ。
仮に勝ったとしても自分自信の白血球なので、自滅するということ。
そして最終的に至った結論は「逃げる」だった。
「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁああぁぁぁぁぁっあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
そのぐにゃぐにゃの胴体を器用に使い、走ってくる。
しかし、その化け物が走り出した時には、彼は次のドアノブに手を掛けていた。
Page:1