ダーク・ファンタジー小説

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メランコリック
日時: 2017/01/07 12:41
名前: 風上 舞衣 (ID: iXLvOGMO)

朝、目が覚めると、家ではない、どこかにいた。
「ここは…どこだろう」
考えるより先に、出た言葉だった。

周りを見ると、皆さんが『テレビ』と呼んでいるものが、全く訳のわからない、違う物になっていた。名前も、『てれば』と言うらしい。
とりあえず、私は家から出た。
すごい、賑わっているようだ。商店街か、何かだろうか?
とりあえず、声をかけて見た。
「あの〜、この町の名前は、なんて言うのですか?」
「え?…ここは、エラメリーですが…?」
エラメリー…と言う町らしい。外国か?と、思ったが…。
「エラメリー…ここは外国ですか?」
思ったことを聞いて見た。すると…
「え?違いますよ〜。ここは、日本と言う国の首都メランコリックにある、町エラメリーですよ?」
…どうやら、外国ではないようだ。
「ありがとうございました。」とお礼を言い、私はそこを去った。
もちろん、行くあても家以外にはない。とりあえず家に帰った。が。困ったことだ。お腹が空いてしまったのだ。でも、家の冷蔵庫…かもしれないものには、何も入っていない。これでは、死んでしまう。それは嫌だ。私は、外へ出て、食べ物を買うことにした。
「あの、これ、何円ですか?」と八百屋と思われる場所に勤めている人に聞いた。すると…
「何馬鹿なこと言ってるんだい?何円って、どんだけ昔の単位を使っているんだよ!」と…考えるより先に、また言葉が出た。
「え?!今は、西暦何年なんですか?!」と。
「今は、『3047年』だよ!」
え…?私がいた時代から、1030年経っていた。昨日までは、2017年だったのに…。明らかに、おかしいと思った。そして私は、さっき、私に丁寧に教えてくれた女の子を探し始めた。
「あのっ!!」見つけた…!
「あ、さっきの…どうかしましたか?」
「名前、なんて言うの?」
「私の…ですか?私は、瑠璃です。」
「瑠璃ちゃん…私は、莉緒、よろしくね!」
「よろしく…お願いします。」
「瑠璃ちゃん、この街でお金を稼ぐには、どうしたらいいの?」
「お金…ですか、お金を稼ぐにはまず、職につかなくてはいけません。なので、町役場に行きます。そして、町役場で、住民登録してあるものから、職を選んでくれます。そして、書類審査、面接をして、職につけるのです。」
「そうなの?で、町役場って、どこ?」
「職につきたいのですか?」
「もちろん!無職だからね!」
「わかりました。案内します。」
「あ、そういえば、お金の単位は、なんなの?」
「基本的に昔とは変わっていませんが、一、十、百、千、万、億、兆です。ただ、変わったのが、〇〇円と言っていたことが、〇〇凛になっていることです。」
「そうなんだ〜…ありがとう、瑠璃!」
「いえ…もう…友達ですから…」
「私、瑠璃の友達でいいの?!」
「もちろん…です!」
〜町役場にて
「あの〜、職につきたいんですけど〜…」
「はい、どうかしましたか?」
「職につきたいんですけどー。」
「はい、わかりました。お名前は?」
「赤石莉緒です」
「赤石莉緒…?そんな人はエラメリー…いいえ、日本にはそんな人はいないわよ?」
「莉緒さん、住民登録、しましたか?」
「…してないかも」
「じゃあ、住民登録からしましょう。」
「そうだね」
「やっぱり、住民登録します!」
「はい、わかりました。では、この書類に記入をしてください」
「はい」
書類には、名前、生年月日、性別、住居を書いた。
「終わりました」
「はい、では登録してきますね。」
「登録が終わりました。」
「じゃあ、職につきたいんですけど〜。」
「はい、わかりました。」
そして、村長にあってこい、と言われた。
「村長さんいませんかー?」
「…莉緒…待って…」
「どうしたの?瑠璃?」
「私も、転職する…!」
「わかった、待ってるね!」
「あの、転職します!」
「はい、わかりました。名前は?」
「青山瑠璃です」
「青山…瑠璃…あぁ、現在、果物屋の人であっていますか?」
「はい、あっています。」
「なんの職に転職したいのですか?」
「冒険家です。」
「はい、わかりました。」

そして、瑠璃は冒険家に、なった。

Re: メランコリック ( No.1 )
日時: 2017/01/14 11:00
名前: 風上 舞衣 (ID: iXLvOGMO)

「ねぇ、瑠璃、どうして冒険家になったの?」
「それは…ヒミツ、です。」
瑠璃は、きっとわかっていたんだろう。
莉緒が…勇者の職につくことを…。
「そっかぁ〜、じゃあ、とりあえず村長さがしに戻ろ!」
「そう…ですね。」
「村長さーーん!どこですかー?村長さーーん!」
「莉緒さんっ…そんなに大声を出したら…」
「うるっさい小娘だねぇ…静かにしなさい!」
「すいませ〜ん…」
「村長さんって、どんな人なの?」
「あ、知らないですよね。女性の方で、すごく、お若いんです。長身で、金髪のロング、との噂です。」
「ねぇ、もしかして、あの人かな?」
「え…?そうかも…知れませんね、行ってみましょう。」
「あのー!」
「ん?どうしたの?あなた達?」
「村長さん…であってます…か?」
「ええ、私がこの街の村長よ。街なのに村長ってのも変だけどね〜。」
「あの、職につきたいんです!町役場に行ったら、村長にいいなあって言われて〜…」
「あぁ、そゆことね、じゃ、行きましょ」
とっても…親切な方だ。
「あ、そういえば、名前聞いてなかったね、名前は?」
「赤石莉緒です。」
「青山瑠璃です。」
「瑠璃ちゃん、莉緒ちゃん、ね、私は、水無月聖奈。よろしくね!」
「よろしくお願いします!」
「よろしく…おねがいします。」
「じゃあ、来てきて、貴方に、なってほしい職業があるの!」
「なんの職業ですか?」
「勇者ね」
「勇者?!」
「危険ですっ…莉緒さん、諦めましょうよ!流石に危なすぎます!!」
「でも、私には私のやるべきことが…ある!だから私は勇者になります!」
「…ありがとう、莉緒ちゃん」
これで…帰れる。
莉緒ちゃんには悪いけど、利用させて貰ったわ。
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こんにちは、風上 舞衣です。
今回は、登場人物をまとめます。

主人公
赤石 莉緒_あかいし りお
莉緒さんは、日本から未来へやってきた子ですね。年齢は、中学二年生ですね。元気っ子的なイメージで書いてます。

準主人公
青山 瑠璃_あおやま るり
瑠璃さんは、エラメリーに住んでいる、女子ですね。年齢的には、小学校の三年生くらいです。この子は個人的に描くのが好きです。

そして、今回登場した人ですね。
この人は結構重要な役をしています。
水無月 聖奈_みなづき せいな
村長さんですね。この人は…なんかの秘密を持っています。だから、莉緒を勇者にしました。悪役に近い役ですね。


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