ダーク・ファンタジー小説

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情緒不安定なボク
日時: 2017/01/13 18:27
名前: ヤミ (ID: w4lZuq26)

ボクには友達が居ない。昨日まではいたんだけど、居なくなっちゃった。表面的に悲しんでみる。・・・やっぱダメだ(笑)悲しくないものは悲しくない。むしろ笑えてきてしまう。
 ボクは心のどこかで子供の頃から冷えきった部分があって、それは大人になれば無くなると思ってたけれど、無くならなかった。でも、それに対して何かを感じることは無かった。
 友達が居なくなったのは昨日の事だ。友達の不意な一言が原因だった。

 「お前っていっつもイジメられてんのに何とも思わないの?」

 最初は何を言っているのか分からなかった。少し落ちついて学校生活での記憶を辿っていく。頭に聞こえてきた声は「キモい」とか「死ね」とか「近寄るな」とかそんな言葉ばっかりだった。あぁ、そうか。ボクはイジメられてたのか。

 「うーん、何も感じないなぁ」

 その理由はなんとなぁく理解できた。いつも頭の中で考えている事がある。地球の滅亡、人が殺される様、人を殺す自分・・・。ボクは友達にそれを説明する。

 「ごめん、俺帰るわ。ま、またな」

 そう言って友達は帰っていった。あーあ、また居なくなっちゃった。どうしてボクは上手に出来ないのかな?疑問に感じたけれど、すぐにどうでもよくなって再びあの妄想の世界に向かう。

 その世界では法律なんてなくて、ボクは多くの人を殺して顔や服は真っ赤に染まってて、そして笑いながらこう感じている。これが生きてるってことなんだ、と。

 戻ってきて虚しくなる。現実には起こり得ない卓上の空論でしかボクは生きてるって感じることが出来ない。悲しくなって涙が出てきてでもまたすぐにどうでもよくなる。

 今のボクが生きてる理由は一つだけで、ボクの卓上の空論を現実にするっていうのが、それだ。

 

Re: 情緒不安定なボク ( No.1 )
日時: 2017/01/13 20:54
名前: ヤミ (ID: w32H.V4h)

 次の日も学校に行ったら「キモい」とか言われたけどやっぱり何も感じなかった。普通の人ならどう感じるのだろうか?嬉しいのかな?悲しいのかな?でも、友達だったあの人はボクがイジメを受けていると認識してたから、やっぱ悲しいのか。

多くの人はきっと、心が弱いんだね。ボクは心が強い。それだけ。

 「えー、ではグループになってくれ。」

 グループかぁ。このクラスは奇数だから人が余る、ハズだけどボクは先生に連れられてパソコン室に行くから余らない。なんでボクだけがパソコン室に行くのか?その謎は昨日解けた。考え事って解るとスッキリするよね。あの人には後でお礼言わなきゃ。

Re: 情緒不安定なボク ( No.2 )
日時: 2017/01/16 10:23
名前: ヤミ (ID: XnbZDj7O)

 あー、全部壊したいなあ。どんなことを考えていても、最終的には何故かこの思考に帰結する。


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