ダーク・ファンタジー小説

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完璧☆girl【カナリア手帳】
日時: 2017/02/11 11:40
名前: 青らりP (ID: KwIJCRrJ)

誰より好かれる。そんな人間に為りたい。

欠点も個性の一つだから。

優しい笑顔で全てを射ぬけ。

夢の世界でもそれは同じ。


主人公

片馬 優紀ヒラマユウキ(12)

性格
優しい性格で、とても努力家。そのため、ずぶとい一面も。他人を第一に考えるようにして誰にも好かれたいという願望を持つ。実際、それは成功していて、彼女に意を寄せる異性は多い人気者。

容姿

茶髪。長さは肩辺りまでで、髪質はどちらかというとストレート。肌はちょっと白より。身長は約148センチ。普段は黄色いTシャツに青いサロペットを着用している。


※これは、

真相と嘘のサーカス
    や
 土曜日は夢現。
    等の

小説の視点変更をしただけの小説です!
 (後にURL貼り付け予定)

苦手な方はブラウザバックを推奨します。





Re: 完璧☆girl【カナリア手帳】 ( No.1 )
日時: 2017/02/11 10:50
名前: 青らりP (ID: KwIJCRrJ)  

オープニング〜始まり〜

毎日のように見ていたアニメがあった事を、私はくっきりと覚えていた。母親の、

「ゆうき〜、”瑠璃キキョウ”始まるわよ〜」

という声が聞こえると、どんなに眠くても起きて、テレビに張り付くようにして見ていたのを覚えている。

瑠璃キキョウ。確かそんなタイトルのアニメだった。何でも一人でこなせる最強なヒロイン、(草野 葵)のスクールライフを描いたアニメ。才色兼備、容姿端麗。二つの言葉がそのまま人になったようなヒロインの葵に、強く心ひかれたのを覚えている。確か、それが始まりだった。欠落の一つも無い、
完璧な女の子、完璧ガールを夢見たのは。

Re: 完璧☆girl【カナリア手帳】 ( No.2 )
日時: 2017/02/12 20:09
名前: 青らりP (ID: KwIJCRrJ)

「優紀ちゃん、じゃあね〜」

「うん、また明日〜」

いつものように一日が終わり、友達と別れる。帰り道、私の住んでいる地区には私以外の小学生がいないため、帰りは一人だ。

「あ〜、楽しかったな。」

いつものように独り言をぶつぶつと呟きながら帰る。これが私の楽しみだった。しかし、今日は雪が降ると予報が出ていたため、あまりゆっくりはしていられないが。そんな事を頭に置いているからか、少し急ぎ足になる。

「今日の給食のハンバーグ、美味しかったな。明日は何だろ?」

そんなたわいのない事を呟く。ただ、やっぱり一人はちょっとつまらないなとも思う。退屈だ。

「ふーんふんふふーん。」 

そんな退屈しのぎに鼻唄を歌った。でもやっぱり退屈。

Re: 完璧☆girl【カナリア手帳】 ( No.3 )
日時: 2017/02/21 18:22
名前: 青らりP (ID: KwIJCRrJ)  

と、その時、

「あ。」

私の視界を何か黒いひらひらとした物体が遮った。

「あれ、何だろ。」

黒い物体はなにやら封筒のような物だった。しかも、宛先の欄に私の名前が書き込まれている。

「えーっと…神様からの贈り物?」

無意識にそんな事を呟く。

Re: 完璧☆girl【カナリア手帳】 ( No.4 )
日時: 2017/03/14 20:13
名前: 青らりP (ID: KwIJCRrJ)

「なんてね。」

自分の面白くもない冗談をそんな一言でかき消し、ちょっと濡れている封筒をおそるおそる開いてみた。そこには、招待状なる古い便箋が入っていた。

「ふろむ……ピーター?」

丁寧な字でそう記されていた。文章は、雪で半分濡れていてよく読めないが、なんとなく内容を理解することができる。

「いたずらかな?でもこんなことする人いる?」

と、そこで独りぶつぶつと言っていると、雪がみぞれになりかけていることにふと気付いた。

「あっ、ヤバい。」

ちょっと急ぎ足で、その封筒と便箋を手に家へと駆け出した。

Re: 完璧☆girl【カナリア手帳】 ( No.5 )
日時: 2017/03/14 20:23
名前: 青らりP (ID: KwIJCRrJ)

「ふぅ、着いた。」

家へと帰る頃には、雪は跡形もなくみぞれになっていたが、彼女はそんなに被害を受けなかった。まさに危機一髪だ。すると、

「おかえり、優紀。」

掃除機をかけながら、母が話しかけてきた。

「ただいま〜」

そう返事して、とりあえず掃除機を代わった。

「優紀、ありがとう。でも良いのよ?帰ってきたばっかりなんだし、疲れていない?」

母が私にそう問いかけるが、特に疲れていないので、

「大丈夫だよ。」

と笑う。そして掃除機をかけながら、さっきの封筒を思い出す。もしいたずらだとすれば、ちょっと手の込んだいたずらだ。わざわざそんな事するだろうか。そうじゃないとしたら何かの広告?いや、そんなパフォーマンスをするなんて聞いてないし、私の名前を知ってる事じたいおかしい。としたら、まさか本物……?

「あっ」

すると、ズズズ……と、何かが何かに詰まった音がした。見ると、じゅうたんが掃除機に吸い込まれそうになり詰まっていた。私は慌てて掃除機の電源を切った。

「まずこれだけ終わらせちゃおう。」

そう思い、とりあえず掃除機に取り掛かった。


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