ダーク・ファンタジー小説

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黒と白の正義
日時: 2017/02/12 18:08
名前: さとり (ID: lc..8kIC)

キャラクタープロフィール

白編
主人公
白波さとり
親がいない孤児だが、政府からの援助金で一人で生活する中学生…だった。
並外れた魔法の才能があり、政府の異質人物対策課に要注意人物のレッテルを貼られている。

???(アリエッタ)
なぜか自分の本名を隠し続ける。
魔法の腕は超一流といってもいい程。その気になれば国を滅ぼせる…?

カズヤ
自分の剣に魔法をのせて戦う。魔法剣士。獣人族。

ルミ
治癒、サポート系の魔法が得意。クルミと言われると般若のようになる。エルフ族。

黒編
主人公
クロア
エウボーナ魔導学園の6学年生徒。魔族なので周りからいじめは受けないがスルーされる。
あまり人に関わろうとしない。

フェルヒ
クロアのパートナーで、クリーム色の猫。クロアと相性がいい。クロアといる時のみ物凄い魔力を使える。

Re: 黒と白の正義 ( No.1 )
日時: 2017/02/12 18:24
名前: さとり (ID: lc..8kIC)

〜プロローグ〜
私はもうとにかく走った。わたしにはもう空を自由に飛べる翼も無いし、何よりアイツも私と同じ状況だから。アイツに力は半分だと言っておいたし、向こうもきっとそれを希望に私を追っているのだろう。それは間違いだと気づかずに。
後少しで撒ける。 そう確信した私は、走るスピードを一段と上げた。
もうすぐ、もうすぐみんなの願いが叶う。これで…戦わなくて済むんだ!
そして…私はアイツを振り切り、…自由になった。

黒と白の正義〜一話〜 ( No.2 )
日時: 2017/02/14 22:55
名前: さとり (ID: lc..8kIC)

〜一話〜
リリリリ,リリリリ,リリリリ,リリリリ…
あと…あとごふぅん…
なんて、お決まりの朝の迎えかたを私はする方では無い。
少なくとも、目覚まし時計が4回コールすれば確実に起きることができる。
だから、よくある少女マンガとかみたいに遅刻、遅刻ぅーー!!ってなった事は記憶に残る限りない。
しかも、今日は特に、目覚めがよかった。それもそのはず、今日からこの
家を離れて、別の血の繋がりもなにもない人の所へ行くのだ。そりゃあ、まあ、そうだろう。
でも私は今までこういう事を結構経験した。親も、親戚も、名前すら聞いたことのないこの異常感。いっつも孤児院やらなんか政府のなんやかやで過ごしてきた。ただおかしいのは、大人にもあまり会わず、学校でもいないような扱いを受けてきたこと。先生も、私を授業中に当てたことが一度もない。

そんなこんなで荷造り&準備完了。私おしゃれとかしないし部屋にも物なんかあんまし置いてないからすぐ終わった。
えーっと確か、大きい荷物は誰かがやってくれるんだよねぇ?
じゃ、しゅっぱーつ!



さて、次も今回とあまり変わりはないと思っていたこれからの生活は、私の人生を大きく動かす。でもまぁ、今はまだ、それには気づかないってわけであった。

黒と白の正義〜二話〜 ( No.3 )
日時: 2017/02/15 19:44
名前: さとり (ID: lc..8kIC)

……疲れた。
5時間位バスの硬い座席に座りながら揺られ、途中お年寄りに席を譲り、馬鹿そうな高校生のアホのような会話を聞いた。(盗聴ともいう)
で、買った弁当が不味くて途中で残した。味が濃くて、まだ口が苦い。

で。
やっと指定された住所へ来たわけだが…この辺りにはすぐ近くに国道があり、その近くの結構小さめな家の筈。
けど、そのせいかなかなかに見つからない。
かれこれ1時間くらい探してるんじゃないかなぁ?
ここまで探してないっておかしいだろ、普通。
うん、どうしよう。
選択肢1 警察を頼る
これはなぁ、私大人と話すの苦手なんだよねー。却下。
選択肢2 まともな地図を買う
お金勿体無い。却下。
選択肢3 待って人に声かけてもらう
大人苦手、私影薄い。却下。



……どうしよう。
結構これ詰んで…

「ばああああ!!!」
「ぎゃあああああああぁぁぁぁぁぁ!!!」








「落ち着いた?」
「何、で…びっくりしたぁ…」
どうやら、3のようだ…やり方強引だけど。
で、目の前に立っていたのは私と同じくらいの歳に見える女の子。
髪は金髪で、上で小さく結んで、残りは下ろしている。
くりくりした目が特徴的な美少女だった。

黒と白の正義〜三話〜 ( No.4 )
日時: 2017/02/16 18:45
名前: さとり (ID: lc..8kIC)

で、話したところ、その子が道を知っているというので、ついていく事にした。
その子はまあ、私と同じくらいの歳に見えるし、誘拐とかはされないだろう。
「で、私の名前は白波さとり。中一になるの」
「ああー…あたしの…名前は…うん、アリエッタ!アリエッタって呼んで!」
「さっきから思ってたんだけど、アリエッタって外人?ハーフ?」
「あー…」
「あ、ごめん…答えたくなかったら答えなくていいよ。マナー違反だもんね」
「あ、いやぁ…あたし、ここの外で産まれたんだけど、その後、ここにきたんだぁ」
「へぇ〜」
「あ、そうだ、さとり、手ぇつなごっ」
!!??
「え!?あの、えと…その……」
「いいからいいから〜」
異変は唐突だった。
アリエッタと繋いでいる手から、凄まじい明らかに悪意と害意、殺意が漏れ出した。すぐ手を離す。

まずい。
この少女は…明らかに私を狙っている。
ここ12年間、こんなにも大きな悪意は向けられた事はない。
けど、こんな異常事態なのに私の心はひどく落ち着いている。
逃げなきゃ。じゃないと…

殺される。

あたりの沢山いた人々はいない。
私だけでなんとかしなくては。
そう、私が緊張した時。

「うん、合格!!」

…え?

「いやぁ、さとりはすごく、才能に溢れてるよー、異人課も目、つける訳だねー」
「えっいや…何の?」
「あんれー?きかされて無いの?じゃあたしから説明!さとりは、今日からウチで暮らすんだよ!」

………

「ええええええええええぇぇぇぇぇぇ!?」


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