ダーク・ファンタジー小説

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高校。ゾンビ狩り
日時: 2017/02/16 16:38
名前: ゆっこっこ (ID: jGJG5YB/)

今日からこの学校に入る。
私は受験落ちのダメな中学生。いや、これから高校生になる。

ここは受験落ちした高校生を受け入れてくれる高校。だけど、ここに入ろうとする人はそうそういない。
だって、

ここはゾンビ狩りをする高校。だから。

「お、お前も落ちたんか。それとも狙ってきた?」
黒田真(くろた まこと)が行ってくる。真は家が向かいで、幼馴染。
「あんたもでしょ、もう話は聞いてるよ。私は、ここで運動能力を試したかったのよ。あんたも?」
「ま、俺も同じ理由。でも、ここって普通、よっぽど頭悪い女以外入んねえと思ってた。それともお前、バカよりバカ?バカin バカ?」
はあ。と一つため息。

私は黒田鈴(くろたりん)運動神経抜群。真も抜群で、実は校内で陸上部の先生でも抜かしてしまうから、真は私と同レベルでよかったと思ってる。
 鐘が鳴って、先生が来た。
「おお、今年はあんたら二人か。毎年入る人が少ないから、そして毎年2,3人死んでるし。」
あっさり言うなあ、と真。
まあ、ねえ……
「ねえ先生質問。死んだらどう何の?」
「あ、入った時点で保険はかけてるから。死んだら20万ね。」
「意外と安いなあ!」
2人では盛る。
「あんたら、よっぽど頭悪いのかと思ったが。そうでもないみたいな。
狙ったか?」
「まあ。それより、先生は校長だけって聞いたけど。」
「うん。みんな死んじゃった。」
「あっさり言うな!」
または盛る。
「あ、ここではそんなに銃の使い方とか教えないから。慣れてね。
ま、頑張ってね。はじめは30分だから。」
生きて来いよ。と門の中に入れられた。

Re: 高校。ゾンビ狩り ( No.1 )
日時: 2017/02/15 20:11
名前: ゆっこっこ (ID: jGJG5YB/)

「はあ最初はこんなもんか。」
真があきれる。だって30分とはいえ、デカゾンビが6体で終わり。1体倒すのに5分もいらなかった。ほんの2,3分で終わった。
「ほかにいないもんかねえ……」
真はあきれてため息しか出ないようだ。

「キャーー」

どこかからか悲鳴が聞こえてきた。私は瞬時に真を見る。
「鈴、行くぞ。」
真の言葉にうなずいて声の聞こえるほうに走る。

「助けて。」
女の子がゾンビに囲まれている。
「誰……か……・」
もうおびえてる。
「真」
私の声とほぼ同時に真が動く。

パン。パン

銃声。ゾンビが倒れてく。
私も負けていられない!

パン、パン

銃声が響く。

どうか助かって

心の中で祈る。

最後の1体がしぶとい。てか、 硬い!
「なんなのコイツ……!」
「鈴、ピストルじゃ無理だ、もう。ライフル出せ!」
私はピストルを捨て、肩にかけていたライフルを出す。
「くらえ!真鈴ライフルスーパーアターック!」

ドドドドドド

さすがのゾンビも倒れる。

「っふう……一貯上がり!」
「なんだよ「真鈴なんとかアターックって」
「いいの。勝てばいいんだから。
それよりさあ、30分とっくに過ぎてね?校長心配してねえかな・・・・・」
「あの好調が?変なことか考えるな。校長は人が死ぬこと楽しんでんだぞ。」
「ま、それもそうか。」
そんな鈴真コントをさえぎるように
「あ、強いですねえ。助けてくれてありがとう。でも制服着てないってことは新入生?今日二人くるって聞いてたんですけど
新入生はこっち来てはいけないよ。……ていってもあなたたち強いけど。帰ったほうがいいよ。」
け、楽しかったのにな……。まあ、先輩らしき人だし、言うこと㋖いとこ。
「はい、帰りまーす。」
挨拶もそこそこに校長のとこに向かった。

Re: 高校。ゾンビ狩り ( No.2 )
日時: 2017/02/15 20:48
名前: ゆっこっこ (ID: jGJG5YB/)

「校長、生きて帰ったよ。」
「まあ、あれくらいで生きて帰ってもらわないと困るな。逆に30分でくると思ってたのになあ。」
「事情があったんです。いろいろ、かくかくしかじか……」
私たちは先輩たちとのことを話した。
「ああ、スぺ硬を倒したか
あいつ倒すって、なかなかのばかだなあ。」
「バカ言うな。打つよ。」
真がピストルを出して言う。
「ああ怖い怖い。」
校長は棒読み。
「校長、成功だろ?」
私がさいそくする。
「まあ、ねえ。いいよ。制服あげる。」
あの子が来ていた服をもらった。私たちは更衣室に行って着替えた。
「まあ、あとは月1のテストに合格したらいいから。あとはご自由に。テストはまあ、合格するまで中入れない設定。数倒せばいいから。
後、死なない程度に楽しむことだね。」
校長が冷たく言い放つ。
「ああ、で、寮は?」
真が聞く。
「ああ、二人同じ部屋だから。チームも二人一緒。なんか幼馴染みたいで、息ぴったりだしさ。」
「はあ?女は別室じゃないのかよ。」
私の言葉に校長は
「いいの。気にしなけりゃ大丈夫だから。」
気にするわ!という突っ込みも聞いてくれなさそうだ。
デ、チームって何?
「チームはテストのとき同行する人のこと。」
はあ、私ら、ずっと一緒か。母親たちからは「出かけるときも一緒にいろ」ていわれてるし。
「は、しばらく離れらんないな。」
真が軽く言う。

とりあえず量に行く。
「うわあ、ここからもゾンビが見えるんだ。」
真が興奮して言う。
「デ、これからどうする?」
私が聞くと、
「決まってんだろ。速くあいつらを倒しに行くんだよ。とりあえず全滅させちゃおうぜ。」
乗りいいねえ。
「よし、乗った!私も行くよ。」
「よし、じゃ、行くか。」
廊下に出て、
「あれ、新入生じゃね?よろしく。寮の中もうあきた?ゾンビ倒しにいくんでしょ
いいこと教えてあげる。あいつら、死んでも復活すっから。全滅しないよ。」
はあ……どこまで陥れるきよ。
「はい、はい。行くよ、真。」
新を引っ張っていく。

「はあ、それじゃあ、歴史の人になれないよ……」
歴史に残ることが目的だったのか……
じゃ、
「「いくよ!!」」

たおして、たおして、倒しまくる。いつの間にか制服はボロボロ。
「疲れたよ……休もう。」
真も疲れた様子。
『夜ご飯の準備ができたよー。鈴と真、ハヤクー』
校長の声。
「……いこ。」
2人で、食堂に向かう。

「ねえ、これ、ゾンビ肉とかじゃないよね……」
肉が出た。でも、明らかに焼きすぎか何かでしか、普通の肉なら黒くはならないだろう……
「あ、ごめん。ご飯作んの苦手でさ……」
校長が言う
「ゾンビ肉じゃなかったら食います。」
私が一口食べると、苦くてたべれない。でもなあ、悪いからお世辞でも「おいしい」と言ってげるものなのか……と悩むと、
「まずいっす。」
と真がいてしまった。
はあ、校長がダウン。意外と心弱いのね……


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