ダーク・ファンタジー小説

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非日常作成計画
日時: 2017/02/17 19:36
名前: もなりざ (ID: Cejf6vFx)

どうも、もなりざです。
今まで書き溜めておいた小説のネタ達から引っ張り出してきたこのお話。
ついに当サイトにて執筆することにしました。
お世話になります。
悪質な誹謗中傷や荒らしは嫌いですので一応のこと、注意事項を載せておきますね。

ーーーーーーーーーー注意事項

・当然の事ながら悪質な誹謗中傷や荒らしは止めて下さい。

・作者は怠惰であり、また文才など皆無であるので期待しない方が良いかと。

・亀更新です。平日は忙しくて更新できません。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

評価、アドバイス、ご指摘などのコメント全裸待機です。

それでは書き始めましょうか。

Re: 非日常作成計画 ( No.1 )
日時: 2017/02/17 19:57
名前: もなりざ (ID: Cejf6vFx)

「………っは、」

狭い部屋に乾いた笑い声が虚しく響き渡る。
現在AM3:12。
机の上に無造作に置かれた時計は壊れて昨日停止中。
今はパソコンの画面の右下にある時刻表時だけが頼りだ。
すっかり着なくなった崩れた制服をハンガーにかける事もせず、
ゴミ箱への投げ入れを失敗した飲み干した炭酸水のペットボトルを片付けもせず、
お世辞にも綺麗とは言えない部屋で一人、パソコンと向き合う俺。

「世間は俺みてぇな奴の事、非リアっつーんだっけか?
そんなわけねーだろ。春は花粉のバイオテロに侵されもせず、
夏は涼しいクーラーの下、秋はだんだん冷たくなってく木枯らしと向き合う事もなく、
冬は暖房の効いたあったけぇ部屋でひたすらネットネットネット…。
最高じゃねぇかぁ、」

ははっ、と乾いた笑い声を響かせながら、誰に語る事もなく喋る。
虚しく響いて消えて行った自分の声は逆に孤独を際立たせた。
少し寂しいからと喋ってみたのはどうやら逆効果だったらしい。

「あーあ、おもしれぇ相手がいねぇなぁ、」

ボリボリとかつて親父がしていたように後頭部を掻きながら、背もたれによりかかる。
古い椅子はギィと鈍い音を立てた。
そろそろ買わないとなぁ、なんて行動に移しもしないくせにぼんやりと思ってみる。
パソコンの画面から目を離し、反り返るとベッドに投げ捨てられた制服と目が合った。

「……あー、学校かぁ…」

大嫌いな言葉を呟いてみた。
学校に居なくなって、自主的に学生を止めて何年になるだろう。
確か勉強するという義務を放棄し、自宅警備員に就職したのは二年前。
親が毎度俺の部屋の前に置いて行く食事はあまり食べてない。
否、食べる気力がない。
それに昼夜逆転生活を送っている俺の平均睡眠時間は三時間だ。
鏡を久しく見ていないからわからないが、栄養不足と寝不足で俺の顔は隈だらけだろう。
見たくないから見ないが。


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