ダーク・ファンタジー小説
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- 人殺しの龍
- 日時: 2017/02/22 17:13
- 名前: 猪越ももこ (ID: 1v8J9i1X)
私は恵。小学4年生。
最近は男子が「龍」の話ばかりする。
青葉「お前、本ばっか読んで、暇人だなあ。」
こいつは青葉。スポーツ万能で、テストは全部100点。
しかもイケメンだから女子にモテモテ。
恵「うるさいわね。本が好きなの。」
桃香「恵ちゃん、青葉君のことが好きなの?」
恵「はあ?」
友達の桃香は、コイバナが大好きだ。
桃香「だって、もじもじしてるじゃない。」
恵「してないわよ。こいつのこと好きなのは桃香でしょっ」
そう、桃香は青葉のことが好きなのだ。
青葉「ええ?」
桃香「ちっ、違うわよ!でたらめよ!」
あー、ほらほら、桃香の方がもじもじしてんじゃん。
ガラガラッ!
先生「はい、算数の時間です。」
先生「今日は金曜日だから、やることはちゃっちゃとやっちゃおう」
カリカリ・・・
桃香「恵ちゃん・・・」
恵「なによ」
桃香「ここ、教えてほしいの。」
恵「はあ?こんなの簡単じゃない。自分でやんなさいよ。」
桃香「でもぉ・・・」
恵「はあ、ほんっとうざいからマジやめてくんない?」
桃香「・・・・・・・・」
恵「なに黙りこんでんのよ。」
桃香「恵ちゃんのケチ。いなくなっちゃえ。」
恵「・・・はあ!?なんですって!?」
シーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
恵「あ・・・・・」
先生「恵、友達には優しく対応しろよ。」
桃香「先生!恵ちゃん、急に、「バカ」とか「死ね」とか言ってきました!」
先生「・・・・・なるほど。」
恵「はあ!?違いますよ!桃香が簡単なのに教えてっていうから・・・」
桃香「でたらめです!先生、私を信じて!」
先生「うん分かった。桃香を信じよう。」
青葉「恵、すんげえ感じ悪いな。」
恵「クソ教師・・・・」ボソッ
先生「恵!念の為、親に連絡しておくからな!」
桃香「先生!6時間目もう終わってる!!」
先生「・・・・まじか・・・」
先生「じゃあ、帰りのしたくをして、帰ろう。」
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先生「さようなら!」
一同「さようなら!!」
ザーーーーーーーーーーーーーーーー
恵「雨だ・・・・。」
恵「どうしよう、傘もってきてない。」
(そういえば、「龍」って雨の日の放課後に現れるんだっけ?)
ぴと・・・ぴと・・・ぴと・・・
恵「・・・?」
?「ぐるるるるるるる」
恵「だれ・・・なの・・・?」
ザッ!
恵「え・・・?」
一瞬だった。
恵「お腹・・・・・痛い・・・・」
バタッ
腹が一瞬で噛み砕かれた。