ダーク・ファンタジー小説

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現在進行形で私は生きたいと思う
日時: 2017/03/29 16:11
名前: 瑞垣 (ID: uzwOA3TN)

私は、生きたい。 
望まれていない命として

Re: 現在進行形で私は生きたいと思う ( No.1 )
日時: 2017/03/29 16:19
名前: 瑞垣 (ID: uzwOA3TN)

この世界は残酷だ。この事を私はいつ確信しただろうか。
私、連城真帆は、今年で中学2年だ。
幼かった時の事はあまり覚えていないけど、私は確か小学校1年生
のころには、この世界のシステムをしっていた。


Re: 現在進行形で私は生きたいと思う ( No.2 )
日時: 2017/03/29 16:47
名前: 瑞垣 (ID: uzwOA3TN)

そう、あの日は確か少しひんやりとした風が吹く秋のころだった。
いつも通りに学校に行くと、仲の良い友達が来なかった。
私は、風邪かと思っていつもと同じ一日をすごしていた。
しかし、友逹は風邪なんかじゃなかったことを私は帰り道で知ること
になる。
学校が終わり、帰っている途中、友達の家の近くを通るとふいに
聞き慣れた声がした。
「本当にパパとママに会えるの?」
「本当だよ。さあ、これを飲んで」
そこにいたのは友達と怪しそうな男だった。私はその男に恐怖心をいだいた。
「あやちゃん」
「あれ、真帆ちゃんだ。今日は学校いけなかっだよねー。
 あ、それよりこのおじさんすごいんだよ。
 このお水飲んだだけで、あやのパパとママにあえるんだ。」
「あやちゃんのパパとママなんでいないの?」
おととい、あやちゃんのパパと会った私にとってはそれが疑問でならなかった。
「うーん、あやにもわかんないけど、おとといから帰ってこないんだ。
 でもあやはこれ飲むからあえるんだ。」
彼女の手には不思議な色をした液体の入ったガラスが握られていた。
「その子は、お友達? あ、君も飲むかい?」
私は、必死に首をふった。
「そっか、残念だな。ま、君の命はたのまれてないし」
私は言っている意味がわからなかった。

Re: 現在進行形で私は生きたいと思う ( No.3 )
日時: 2017/03/29 16:59
名前: 瑞垣 (ID: uzwOA3TN)

私が言葉の意味をがんばって考えていると、もうあやちゃんは、謎の
液体を飲んでいた。全部飲みほした時、彼女は唐突にたおれた。
記憶はそこまでしかなく、気付けば家についていた。
その夜、ニュースにあやちゃんの家らしき場所が出た。
内容が気になったけど、母が教えてはくれなかった。

Re: 現在進行形で私は生きたいと思う ( No.4 )
日時: 2017/03/29 18:05
名前: 瑞垣 (ID: uzwOA3TN)

あとから私がインターネットで調べた情報によると、あやちゃんの両親は薬物依存者であったため、国の暗殺グループにより殺され、その娘である、あやちゃんの命も狙われていたという事である。



そう、この現代においては少しでもこの不必要とおもわれる者が殺される。
そのジャッジは国連が担っている。人口の問題もあってか、ひと昔の何倍にも一日に殺される人数はふえていった。
殺される理由も最近は理解しがたいものになってきた。国に不満の一つも漏らせば、国が雇ったプロの暗殺者によって殺されてしまう。




久しぶりに過去の事を思い出すと、あの頃のなにもしらなかった自分に
うらやましさを覚えた。


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