ダーク・ファンタジー小説

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機械帝国ガイアロイド
日時: 2017/05/04 15:17
名前: クーゲルシュライバー (ID: GfbO1Kzf)
参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=11731

──時は今から200年後。
世界、いや地球は、技術が爆発的に発達していて、もはや機械無しでは生きられない時代になっていた。機械が無くて、とある過激派組織が大規模なテロを起こしたり、技術の取り合いの為に、戦争をすることもあった。
そんな、人が機械に自惚れた、全てが汚れた惑星だったのだ。
これは、とある機械帝国『ガイアロイド』のとある戦士達の冒険記───。

《注意》必ずお読み下さい。
・この物語は、グロテスクなシーンがあります。苦手な人はブラウザバックを推奨します。
・荒らし?放っておきますよ。んなことでギャーワー騒いでても仕方ないですし、荒らし側がエスカレートするだけですし。



【INDEX】
1.機械学院パルスポート
>>1-8
2.逃走した生徒達
>>9-
3.汚染の行く道の末路
>>
4.
>>
5.
>>
6.
>>

1.機械学院パルスポート ( No.1 )
日時: 2017/04/25 18:32
名前: クーゲルシュライバー (ID: GfbO1Kzf)

ここは、機械学院パルスポート。生徒達がこの暴力的世界を生き抜く為に、そして新たな技術を開発し、時代を進化させる為に作られた学院だ。
生徒達は基本、生徒寮で暮らしており、授業料、給食費などは無料。電気代や学級費用も払う必要がない。そもそも機械と技術が人類の全てになっていた現代、金などはもう鉄と紙と化していたのだ。
そんな学院の、とある一室では────。

「あー、授業とかメンドクセー」
一人の青年がベッドに寝転がる。
「仕方ねぇよ。俺達はこんなクソみてぇな世界で生きなきゃいけねえからな...」
ハァ、ともう一人の青年が溜め息をつく。
彼らの名はルークとガブリエル。パルスポート学院の生徒だ。
二人は幼なじみ。幼い時に親を亡くし、孤児となっていたところを、パルスポート学院の院長・アイロスが見つけ、二人を引き取った。...いや、捕まえたと言った方がいいかもしれない。
そんな二人だったが、ルークもガブリエルも、この学院生活に嫌気が差していた。授業は訳の分からない問題が続出。先生は
「復習したら分かる」
などと言っているが、専門的な問題に生徒達が分かるわけがない。全てを技術と機械に掛けていて、生徒のことなどどうでもいいような目付き。
二人は、こんな生活が嫌でならなかった。

1.機械学院パルスポート ( No.2 )
日時: 2017/04/25 18:33
名前: クーゲルシュライバー (ID: GfbO1Kzf)

「食べたくないけど...ご飯だよ〜」
少女が部屋に入ってくる。
「オッケー、アノイル」
ルークが寝転がり、立たずに吐き捨てる。
アノイル。ルークとガブリエル同様、幼なじみで、ここに引き取られた孤児だ。彼女も、この学院生活に腹がたっているらしい。
「正直、マズイ飯は食いたくねぇんだけどな。行かねぇと怒られるし」
よいしょと立ち上がるガブリエル。
「ほら、ルーク。行くぞ」
「僕はいいよ。君達だけで行ってらっしゃいな」
ルークは天井を向いたままだ。
ガブリエルはハァ、とまた溜め息をつくと、アノイルと共に部屋を後にした。

ルークの周りには沈黙しかない。だが、こんな時は逃走作戦を考えるのに絶好の機会だ。
独りで黙って考える。ガブリエルとアノイルがいない分、頭の思考回路がぐるぐる廻っていく。

しばらくして。
「よし!これを明日、決行だ!」
ルークは汗を手で拭い、くしゃくしゃになった紙を目の前に出した。
『1.食事の時、自作の銃で学院中を混乱させる。
 2.そうすれば、警備員も管理者も、一斉に食事室に集まるはずだ。
 3.その間に、皆の目を盗み、学院を脱走する。
 4.警備員は食事室に集まっているはずなので、逃走が成功する。』
よし、と満足げに首肯くルーク。
だが、ガブリエルとアノイルを連れていく気はなかった。三人で逃げ出すには難し過ぎる。食事室に行かなかったのも、二人にこの作戦をこっそり一人で考えるためだ。
拳をグッと握りしめたその時。
ガチャ...。
ドアの音がした。
「げっ!」
その音を聞いたルークは、慌てて紙を引き出しの中に入れる。

1.機械学院パルスポート ( No.3 )
日時: 2017/04/25 18:35
名前: クーゲルシュライバー (ID: GfbO1Kzf)

ガブリエルとアノイルが帰ってきた。
「お帰り。...今日のご飯どうだった?」
「まずかったぜ。いつも以上にな」
ルークに目を合わせないまま吐き捨て、ベッドに寝転がるガブリエル。いつも言っている名言だ。
「でも...なんでルークはご飯を食べなかったの?珍しいじゃない」
ルークの傍らに座り、首を傾げるアノイル。
「あんなまずいご飯食べるより、そこら辺のランドに寄って、なんか買ってきた方が断然マシだよ」
ルークは溜め息をつく。ちなみにランドとは、今で言うコンビニエンスストアのことである。

しばらくして...。
「三人!」
ドアの後ろからバン!と音がした。
驚いて後ろを振り返るルークとアノイル。ガブリエルは無反応だ。
ドアの先には生徒会長、アカヤスがいた。規則や法律には大人も顔負けになるほど厳しい、アノイルの姉だ。
「授業は始まってるの!三分の遅刻よ!早く教室に行きなさい!」
アカヤスが怒鳴る。
「は、はーい...」
さすがに生徒会長の言うことには従うしかない。
とぼとぼ寮を後にするルークとアノイル。
だが、ガブリエルが出ようとしなかったことを、アカヤスは目に捉えていた。

1.機械学院パルスポート ( No.4 )
日時: 2017/04/04 15:51
名前: クーゲルシュライバー (ID: oq/GQDEH)

アカヤスを先頭に、ルークとアノイルはしぶしぶと教室に向かう。
生徒寮は一階で、教室は三階。200年前の人なら嫌がる人もいるが、機械と技術が発達している今では、エレベーターを作ることなど朝飯前。全ての学校や学院などには、エレベーターが必ずと言っていいほど設置されているのだ。
アカヤスがエレベーターの前に立ち、三階のボタンを押す。開いた扉の先には誰もいない、狭い部屋がある。
三人はエレベーターに入り、教室へと向かった。

授業は生徒がそれぞれ決められた席に着き、コンピューターなどで学習をする。席が大幅に離れているため、カンニングや無駄話などが出来ないが、逆に言えば、先生や生徒の目を盗みやすい。
この時間の授業は技術。先生が歩き回ったり、話し合いをしないので、より他のことが出来る。
ルークはデスクの下で、序盤で学んだ銃の作り方を応用しつつ、作り上げていく。
しばらくして。
「よし、出来た!」
ルークはデスクの下を覗き、キラリと光る銃を見て、満足げに笑った。これまで沢山の銃を開発していったが、これは最高の出来だ。
授業終了まであと十分。後の時間は、技術の勉強をしていた。これが、ここで学ぶ最後の授業になるからだ。


カーン、カーン、カーン...
鐘がなる。授業終了の合図だ。
皆は身支度をして、家に帰ったり、寮に戻ったりしていく。
ルークも寮に戻る準備を始めたが、ガブリエルが今回の授業を受けなかったことが、何故か不思議でならなかった。


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