ダーク・ファンタジー小説

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夢は現実化する
日時: 2017/04/06 21:39
名前: 青猫 (ID: AjzyS2SC)

こんにちは!青猫です!
今回はグロに挑戦しようと思います!
今回といってもこの、カキコでの投稿は初めてとなります。
グロといっても、あまりグロくはないと思います。
私は余りグロいのを書くのが得意ではないので、「これ、余りグロく無いじゃん!」とか思う人が居るかもしれませんが、温かい目で見てください。
誤字脱字などは、ご了承ください。
〜注意〜
・此処をもっとこうしたほうがいいというアドバイスを待っています。
・誹謗中傷コメントは絶対に辞めて下さい。
これが守れる人はこのお話を見て下さい。

Re: 夢は現実化する ( No.6 )
日時: 2017/05/03 07:35
名前: 青猫 (ID: AjzyS2SC)

〜第1話「いつもと変わりない日常」〜
ピピピピピッ
藍「んっ〜、うるさい・・・」
ピッ
私、月影藍那は今、非常に機嫌が悪い。
何故なら今日もあの、退屈でめんどくさい学校に行かなければならないから。
もう少しで、期末テストもある。
藍「うぅ〜、学校嫌だよ〜めんどくさいよ〜はぁ」
私は最大級のため息を吐く。
しかも、今日もあの夢を見た。
場所はどこだかわからない。
ただ、分かるのは葵、空牙、斗真の死体がそこにはある。
そして無数のゾンビ達がいる。
それだけ・・・
あそこは何処なんだろう?
そんな事を考えているとリビングから母の声が聞こえた。
母「藍那〜、時間よ〜早く降りていらっしゃい!」
藍「分かってるって」
はぁ、母に体調が悪いと言えばすぐに学校が休めるだろう。
しかし、病院に行けだのやれ検査だの考えただけでゾッとする。
私の家は父が早くに亡くなったから母が心配性なのだ。
藍「はぁ、早くリビングに行こう・・・」
リビングに降りるともう、テーブルの上に朝ご飯が用意されていた。
母「あら、藍那おはよう」
母は満面の笑みをして来るが、私は
藍「はいはい、おはよう」
と、そっけない返事をする。
そして、いつもの制服に着替えて、歯を磨いて、顔を洗って。
藍「いってきます・・・」
と母に挨拶をして家を出る。
いつもと変わりない日常。
いつもと変わらない朝。







そんな日常が崩れかけているなんて事は今の私には知るよしも無いだろう・・・そう、今は・・・

Re: 夢は現実化する ( No.7 )
日時: 2017/05/06 08:54
名前: 青猫 (ID: AjzyS2SC)

私の通っている学校、県立「桜咲高校」は、一応制服が配給されているものの、私服でもOKという事になっている。
だから、私みたいに私服と制服を合わせる人もいれば、完全に私服で来る人もいる。
または、完全に制服で来る人もいる。
私は、いつも徒歩で学校に通っている。
今日も耳にイヤホンをはめて通学する。
何分か歩くと同じ学校の生徒がちらほら見えて来る。
カップルで一緒に来る人もいれば、友達と一緒に来る人もいる。
もちろん、私には恋人なんているわけがないから、いつも一人で登校しているが、途中から、一人の友達と一緒に登校する。
?「あ!藍那〜、おはよう!」
ほら、来たよ、今日もめんどくさい奴が。
藍「葵か、おはよう。今日も相変わらず元気だね」
私はそっけない返事をする。
葵「相変わらずって、何よ〜元気が一番なの!」
この子は私の数少ない親友と呼べる類に入る雪原葵。
私と同様に私服と制服を組み合わせている。
ちなみにいえば、私の通っている学校は案外学力が高い。
しかも、周りにはオシャレなカフェとか雑貨屋さんもあり、放課後にはそこに生徒が集まれると話題の高校なのだ。
私がこの高校に入れたのは奇跡?とでも読んでおこう。
葵「それにしても、もう私らも2年か〜、早いよね〜、来年にはもう3年。いや〜進路どうしよう?藍那は進路とか、決めてるの?」
藍「ん?まだ」
葵「はぁ〜、今日も藍那は冷たいね〜、なんでそんなにクールなの?もっと元気に行こうよ!」
藍「葵は、元気過ぎるの」
葵「そうですか〜、はぁ、今月の月末には期末テストがあるし〜、お願い!藍那、勉強教えて!」
藍「葵も十分頭良いじゃんか、勉強位自分でやりなよ」
葵「なに、学年No.1のひとが言ってるの!私は藍那の足元にも及ばないよ〜」
藍「はいはい、そうですか」
葵「はぁ〜、藍那を笑わせたい!
どうしても笑わせて見たい!
藍那〜笑いなよ!笑ったら絶対に可愛いって!」
藍「はいはい、好きにやってれば?」





いつもと変わらない通学路。
いつもと変わらない友達。
いつもと変わらない会話。
いつもと変わらない平凡な日常。
そんな日常が崩れ始めてるなんて、私達はまだ、気づかない。
カチカチと、平凡な日常の終わりが近づいている。

Re: 夢は現実化する ( No.8 )
日時: 2017/05/15 11:44
名前: 青猫 (ID: AjzyS2SC)

私達はいつも通り校門を潜り抜ける。
その時には鞄の中にイヤホンをしまう。
私達のクラスは2年B組
2年C組と2年D組が二階で2年A組と2年B組が三階という風になっている。
私達の学年は160人居て、一クラス40人程度で勉強をして居る。
まぁ、窮屈と言えば窮屈だ。
ガラガラ
教室に入り席に座る。
私の席は窓側の一番後ろの席だ、葵はその前。
?「よっ!おはよう!」
今、声をかけて来たのが亜都咲空牙私の隣の席の葵同様に親友と呼べる類に入る人物だ。
藍「あぁ、空牙おはよう・・・」
空「はぁ〜、今日もクールだね〜、そんなにクールで羨ましいよ」
葵「だよね、だよね!もっと藍那には笑顔が必要なんだよ!」
空「そうだぜ、藍那!笑えよ、笑えばもっとその暗いイメージが明るくなるぜ!」
?「お前らがいつもうるさすぎなの」
この人が青山斗真。
私の親友で、私の右斜め前の席つまり葵の隣の席に座って居る人物だ。
葵「なによ!私達は元気が一番って言ってるのよ!てか、斗真だっていっつもうるさいくせに〜」
空「そうだぜ!葵の言う通りだ!斗真もいつもうるさいだろ!なのに今だけいい子ちゃんぶって!卑怯だぞ!」
斗「はいはい、好きに言ってろよ」
藍「あんたたちうるさい、少しは静かに出来ないの?」
空「うわ!藍那本読んでるぜ!真面目だよな〜藍那は」
葵「だったら、空牙も少しはその真面目さを見習ったら?」
空「あぁ!うっせぇぞ!葵」
斗「はいはい、喧嘩はそこまで席につけよ」
空「ちっ!覚えとけよ!」
葵「はいはい、覚えておきますよ〜」
藍「はぁ、今日もうるさい・・・本の内容が頭に入って来ない・・・はぁ」
私は今日二回目の大きなため息を吐く。








でも、こうして皆んなで楽しくワイワイやってられるのもあと少し。
だって神様は、意地悪だもの。
神様はいつでも藍那達を見て居る。
でも、運命を変えられるのは神様じゃない。
自分達なんだ・・・。
そう・・・運命を変えられるのは自分達なんだ・・・。
だから、あんな悲劇を起こさないためにも・・・
今も運命は変わりつつある事を今の四人は知らない。

Re: 夢は現実化する ( No.9 )
日時: 2017/06/08 21:05
名前: 青猫 (ID: AjzyS2SC)

〜授業中〜
先「綺麗に発音するには巻き舌が重要なのですが〜」
藍「(はぁ、授業の内容が全然頭に入って来ない・・・・・あの夢のせいで寝不足だ・・・・・)
私は今、外を見て居る。
何でって?
だって授業が全然頭に入って来ないから・・・・・
「(はぁ、昼休みになったら少しは寝ようかな?)」
先「藍那さん!聞いて居ますか?藍那さん!」
藍「うわっ!は・・・・・はい」
先「授業に集中しなさい。それにしても貴女がぼーっとしているなんて珍しいわね寝不足?」
藍「い・・・・いえ、大丈夫です」
先「そう、それなら良いけど」
そう言って先生はまた授業を続ける。
空「おい、どうした?藍那がぼーっとするなんて珍しいじゃねぇか」
葵「そうだよ。テストもあるって言うのにぼーっとしてて良いの?」
斗「まぁ、藍那も疲れているんでしょ?」
藍「あぁ、全然気にしなくて良いから!」
葵「本当に?」
藍「本当に大丈夫だから」
空「しゃーねぇな、今回のテストの学年一位は俺に決まりだな!」
斗「いや、それは無いな」
空「何だって!もういっぺん行ってみろ!」
葵「私もそう思う。空牙が学年一位を取るなんて夢のまた夢の話だよ。」
藍「そうだよ、空牙。諦めな。」
空「な!いつもは『うるさい』で片付ける藍那まで!」
先「そこの四人うるさい!」
葵「ごめんなさ〜い」
いつもの事・・・・ただ、いつもと違うのは私がぼーっとしていたってだけでいつもと全く同じ風景。
【ふふふっ、面白くなって来たな〜藍那はこれから、この運命をどうやって変えて行くんだろうな〜】
藍「(っ・・・・・今、何処かで声が・・・・・」
周りを見渡すが誰も生徒と先生以外誰も居ない・・・・・
葵「どうしたの?」
空「どうしたんだ?藍那」
斗「大丈夫か?」
藍「うん、大丈夫だから・・・・」
【ふぅ〜、危ない危ないバレる所だった。だけども、そろそろ藍那もこっちに来る頃かな?その時まで楽しみにしているか】







誰が決めたのか分からない。
けれども、生まれた時から運命というものは決まって居たのかもしれない・・・・・。

Re: 夢は現実化する ( No.10 )
日時: 2017/06/17 21:59
名前: 青猫 (ID: AjzyS2SC)

〜昼休み〜
藍「ごめん、寝不足だから少し寝るね」
葵「大丈夫?」
藍「うん、大丈夫だから」
空「ん、お休み〜」
斗「お休み」
藍「う〜ん、お休み」
〜夢の中〜
藍「ここは何処?」
起きると教室で寝たはずなのに真っ白い空間に居た。
何処を見ても白。
藍「誰か居ないの?此処は何処?」
すると後ろから声が聞こえた
【ここは藍那、君の夢の中だよ】
後ろを見ると私と同じ容姿をした子が居た。
藍「?貴方は誰?」
【僕?僕は藍那だよ】
藍「同じ名前?」
【違うよ、僕の名前は月影藍那】
藍「えっ?私と全く同じ名前・・・・・しかも容姿も同じ。貴方は何者?」
【僕は君、君は僕】
藍「?!どういう事!分かるように説明して!」
【ふふふっ、僕は君の一部さ】
藍「私の一部?」
私とほとんど同じ。
違うところといったら一人称が相手は「僕」なだけ。
藍「貴方は何を企んでいるの?」
【え〜、まだ思い出さないの?あの悲劇をさ】
藍「悲劇?何の話をしているの?」
【藍那はあの悲劇を繰り返したく無いだから記憶から消して忘れようとしているのか】
藍「どういう事?っ・・・・・何?この記憶」
いきなり頭が痛くなった。
そして頭の中に色々な場面が流れ込んできた。
藍「思い出した!私が何であの夢を見てたのか!私が時間を巻き戻した理由が!」
【そうだよ!良いよ!やっと思い出したのか!君の役目は何?】
藍「ええ、覚えているわよ、私の役目はあの悲劇を繰り返さない事よ」
【さぁ、もう戻りな、もう限界の時間が来たようだね。】
藍「でも、全てを思い出したわけでは無い!貴方に教えて欲しい事が沢山あるの!」
【言ったはずだよ、僕は君、君は僕、僕と君は一蓮托生だろ?心は繋がっているよ】
藍「分かった!必ず成し遂げるよ!あの悲劇を繰り返さない!」
【どうかな?あの悲劇は繰り返されるよ】
藍「どうだか」
【じゃあね、藍那、また後で】
藍「えぇ、そうね」
私が瞬きをした後にはもうもう一人の私は居なくなって居た。
葵「な・・・・・きて・・・・・」
空「きろ・・・・・いな・・・・・きろ」
斗「あいな・・・・・起きろ!」
藍「ハッ!」
葵「やっと起きた〜」
空「よう!おはよう!」
斗「魘されてたけれども大丈夫か?」
藍「えぇ、大丈夫よ!」
葵「そっか!次の授業始まるよ!準備しよう!」
3人「うん」
藍「(もう一人の私、頑張るよ!あの悲劇を繰り返さない為にも)」
【ありがとう、藍那】
そう聞こえた気がした。







でも、運命は今もまだ回っている。
あの悲劇は繰り返される・・・・・
誰がどう足掻こうと・・・・・


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