ダーク・ファンタジー小説
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- 人間狩りにいこうよ♪
- 日時: 2017/04/29 15:33
- 名前: カエネコ★ (ID: 7zw0g7CO)
はじめまして。前回書いた作品に挨拶を入れ忘れてしまったので、(クソうっかり)させていただきます。カエネコ★です。今回は、皆さんごぞんじであろう『猛獣狩りにいこうよ』という遊びを闇遊びにした、『人間狩りにいこうよ』です。おもしろくなかったらすみません(なんせ、まだ小5でして)!
小学校の体育館。全校生徒が集まり、今年の学年の目標などのパフォーマンス(?)などをひろうする、4月のイベントだ。イベント後半、全校で先生も一緒にゲームをする。
『猛獣狩りにいこうよ』だ。
私は、この学校の5年生。仲良しの友達と、「猛獣狩りとか、つまんねっ」と笑っていた。書記局の、もう一人の仲良しも、はずかしそうに、「猛獣狩りにいこうよ」とマイクに言う。低学年はみんな、元気に「もーじゅーがりにいこーよっ!」とくりかえす。高学年は、だまって歩く。しかし、私とさっき笑っていた友達は、ふざけた。
「猛獣狩りにいこうよ!」
「人間狩りにいこうよ!」
「やりだって持ってるし!」
「闇だってもってるし!」
「鉄砲だって持ってるもん!」
「死神だってついてるもん!」
「あ!」「死!」「あ!」「血!」
「あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜あ!」
「殺人」
書記局の友達は、勝手に口がそんな事を言って、驚いた。体育館がざわついた。しかし、私とふざけていた友達はちがった。両手にオノをもち、後ろからぞろぞろと死神の行列がついてくる。私たちは自分をしはいされていた。満面の笑みをうかべ、オノを振り回す。人々は、血まみれになって倒れていく。ステージへのぼり、書記局の友達の前にきた。私はためらう。オノをもった友達も、同じだ。しかし、ついにオノをふりおろしてしまった。
気づいたときには、体育館中が血まみれだった。人はみんな死んでいる。
ステージの上の、友達も。
私ともう一人の友達は、オノを自分にむけ、言った。
「人間狩りにいこうよ」
「自殺」
体育館には、もう誰も、いない。大量の死体が血まみれでころがっている。